1995年、バンフィエルドからインテルに加入した当初は、まだまだアルゼンチン代表にも呼ばれたばかりで駆け出しだったハビエル・サネッティ。しかし、今やジュゼッペ・ベルゴミの後継者(バンディエラ)を担い、不動のキャプテンとしてチームに君臨。その影響力の強さは、「イブラヒモヴィッチのバルサ移籍の最大の原因はサネッティと仲違いしたため」と噂されるほどだ。
セリエAでの出場試合数は400を超え、代表キャップ数も140に届こうとしている鉄人は、今年の夏に38歳を迎え、周囲では引退の可能性が生まれつつあること口にするものも存在するようだが、当の本人はまったく考えにないようだ。
「今、このキャリアを楽しんでいるよ。ここ最近は目標(タイトル獲得)も達成しているし、『また獲ってやる』という気持ちも芽生えているんだ」
この冬からインテルの一員となった長友は彼と左サイドバックのポジションで争うことも度々あるが、単純にポジション争いをするだけでは得られない財産が、鉄人サネッティから吸収できるだろう。
(筆:Qoly編集部 T)