Caen
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1
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0-1
1-1 |
2
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Paris Saint-Germain
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アムマ |
90+4' |
得点者
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13' 69' |
ジャレ シャントーム |
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残留争いの渦中にあるカーンの本拠地で行われた試合で、ここのところ絶不調に陥っていたパリ・サンジェルマンが勝利を収めた。実に3月2日のル・マン戦以来、公式戦では7試合ぶりの白星である。
内容としてはそれほど圧倒したわけではない。序盤はカーンの激しいプレッシャーに晒され、危険なボールロストを繰り返す場面もあった。また終始サイドでの守備に弱気さがあり、簡単にクロスを入れられてしまう傾向は目立った。
しかし、それ以上にカーンの守備に問題があったことがパリ・サンジェルマンに勝利という結果をもたらした。ゾーンで守ろうとはしていたが、ネネーが中央に絞ったり、シャントームがサイドに流れたり、攪乱する動きや選手同士の接近と展開が行われると、とたんにマークの受け渡しがおろそかになる。特に今季に入ってボランチを務めているヤタバレは危機管理の能力に乏しく、守備面では役に立たなかった。またセンターバックに入ったスーブも不慣れなポジションで混乱していた。
13分にはシャントームのスルーパスからネネーが裏に飛び出し、逆ポストへのクロスをジャレがゴールに蹴り込み先制点を奪取。後半はカーンのメンバーが替わったことからやや苦戦することとなったが、69分にシャントームが角度のないところから意表を突く鮮やかなシュートを決め、得点を追加した。
カーンは前半と比べると、後半は大きく持ち直した。指示を与えるだけで同じメンバーを送り出した後半序盤は低調だったものの、レカとアムマを投入し、ヤタバレをベンチに下げ、スーブをボランチに上げたことで大きく改善を見せた。
しかしシャントームに追加点を奪われ、その後の圧倒的な攻勢時にもなかなか得点に結びつかなかった。ようやくロスタイムにアムマが1点を返したが、一歩及ばなかった格好だ。
(筆:Qoly編集部 K)