2011年4月18日(月) - MMアレーナ(ル・マン)
Le Mans
1
0-0
1-0
0
Le Havre
ヘルスタ
86'
得点者




昇格圏内生き残りを賭けた直接対決となったル・マン対ル・アーヴル。試合前の時点では勝ち点はそれぞれ46、45と近接しており、拮抗した戦いとなった。勝利を収めたのは、終盤に訪れたチャンスを生かしたホームのル・マンであった。

先に試合のペースを握ったのはル・マンである。縦の推進力に長けた左サイドのコンビ、バールとラマーを生かして押し上げ、クロスに持ち込む。そして右サイドからクロスがうまいコルシアがサポート、という形で攻め込んだ。

比較的パスミスが多く、序盤はル・アーヴルのカウンターに何度かやられる場面があったが、攻撃が成功したことによって相手を押し下げることが出来た。そのため、徐々にパスミスをしても大きなピンチに繋がらなくなる。結果としてミスを恐れず、チャレンジングなプレーを続けられた。

しかしそこでチャンスを生かすことが出来ず、後半はやや厳しい戦いに。ル・アーヴルがシステムを2トップ気味に変更し、メスルーブ、ジョヴィアルがそれぞれがバール、コルシアの裏を執拗に狙ってきたのである。さらに60分には「今季リーグ・ドゥのベストウインガー」と言えるメンデス・ダ・グラサをピッチに送り出して、一気に反撃ムードを高めてきたのだ。

その結果、81分にはメスルーブ、メンデス・ダ・グラサのコンビでDFが引きつけられ、サイドのボネが完全にフリーになり、クロスをリヴィエールに合わせられるという最大のピンチが訪れた。

だが、ピンチの後にはチャンスあり。お互いに間延びして攻め合う中で、ようやくル・マンはチャンスを生かす。右サイドのスローインを基点にダイレクトパスを繋ぎ、コルシアが鋭いクロスを放り込む。ニアで途中出場のシセが触ってコースを変えると、ファーにマークを外したヘルスタが飛び込んだ。86分の出来事であった。

結局これが決勝点となり、ル・マンが勝ち点3を奪取。このところ不調に喘いでいたル・マンにとっては8試合ぶりの勝利である。昇格圏内へと舞い戻ることに成功した。


(筆:Qoly編集部 K)


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