Jeonbuk Hyundai
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3
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2-0
1-0 |
0
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Tianjin Teda
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エニーニョ イ・ソンヒョン エニーニョ |
33' 44' 84' |
得点者
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グループリーグでは済州ユナイテッドに二連勝を飾り、「恐韓症」を克服したかに思われた天津。しかし決勝トーナメント一回戦、全北現代に対しては、序盤こそ健闘したもののミスから集中力を失い守備が崩壊。大量三失点の完封負けを喫し、中国最後の砦が陥落した。
立ち上がりは決して悪くはなかった。サイドやバイタルエリアを攻められてはいたものの、中央を固め、ボランチと最終ラインも近いポジションを取りブロックを形成。なんとか相手の攻撃を凌いで、長いボールを送りユー・ダバオを走らせた。
しかし前半の中盤に入って守備が崩壊。きっかけは両チームのミス。まず31分に全北のDFパク・ウォンジェがインターセプトをミスし、ファン・バイクンをフリーで飛び出させてマ・レイレイがフリーでクロスを合わせた。その直後は逆にヘ・ヤンがロングボールに被り大ピンチとなった。
このミスし合いの場面の直後、天津の最終ラインは集中力を失った。ニエ・タオの裏をスルーパスで破られ、リ・ベンジャンのカバーも間に合わず。エニーニョに飛び出しを許して角度のないところからシュートを決められてしまった。
この後、天津の守備はとたんに組織力を失っていく。攻撃に残る前線は戻りが遅く、布陣が間延び。そのため、中国のチームの悪癖である「バイタルエリアに入ってくる選手を捕まえない」と言う弱点が晒された。ルイスがちょっと斜めに動くとすぐに縦パスが収まり、スルーパスを通されるか、外に展開される。サイドバックは孤立しているので、仕掛けられて崩される。その繰り返しだった。
結局44分には2点目を失う。パク・ウォンジェに突破を許し、マイナス方向のクロスが入ってくる。後方から飛び出してきたエニーニョにマークが付いておらずフリーでミドルを打たせてしまい、こぼれ球をイ・ソンヒョンに押し込まれた。
後半もペースは上がらず、84分には後方の繋ぎでミスを犯してボールを奪われ、ロヴレクのスルーパスで飛び出したエニーニョに3点目を許した。終盤にはようやく反撃のチャンスが巡ってきたものの、結局89分にウ・ウェイアンのFKから生まれたヘ・ヤンのシュートチャンス、ロスタイムにユー・ダバオの強引な突破が成功した1対1の場面と、二度の決定機を決められなかった。
全北にとっては余裕の試合となった。序盤こそやや苦しめられたものの、相手が勝手に崩れていったため、最初から狙っていた戦術が機能した。前半の中盤以降はトップ下起用のルイスが自由に縦パスを収めることが可能となり、サイドの1対1ではウイングが高確率で突破できた。力の差もあったが、なにより我慢して自分たちの形を続けたことが勝利に結びついた。
(筆:Qoly編集部 K)
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