2011年6月3日(金) - スタッド・ドゥ・レステレル(サン・ラファエル)
Colombia
4
3-0
1-1
1
Cote d'Ivoire
ロドリゲス(PK)
カルドナ
カルドナ
ムリエル
8'
13'
19'
45'
得点者
60'



フランコ(OG)





コロンビアが大量4点をゲット。一昨日と同じく速い攻撃を機能させ、ゴールを陥れた。逆にコートジボワールはフォーメーションを変えて望んだが、混乱を極めてミスから自滅。守備が崩壊した。

前節は4-3-3でスタートしたコートジボワール。だが今日はグエッサン、ニャンディユの2トップで、先日はセンターバックだったアラサヌ・コネをボランチに、逆にボランチだったアキシをセンターバックに交換した。

しかし結果は大失敗。プレスが全く掛からず相手に速い展開を許し、ボールを回される結果となった。さらに先日と同じく大きなミスを犯す。7分、アキシがクリアを空振りしてしまい、こぼれ球に詰めたムリエルをボリがスライディングで倒す。これがPKと判定され、いきなり失点を喫した。

さらに13分にはカウンターから2失点目。A・エスコバルが基点となり、逆サイドのロドリゲスに展開。ボールウォッチャーになった最終ラインの裏をカルドナに破られた。その6分後にもA・エスコバルにサイドの裏に飛び出され、マイナス方向に出されたパスからカルドナにミドルシュートを許し3失点目。

27分には早くもヨフーを下げてオロメを投入。アラサヌ・コネを最終ラインに、アキシをボランチに戻し、ボリをセンターバックへチェンジ。フォーメーションも4-3-3にするなど大きな修正を行った。だが、個々の選手はボールを奪いに行く意識があったものの、全く連動することがなく一人だけで行って繋がれてかわされるという繰り返しで、全く安定せず。後半になっても状態は変わらず、45分にはまたA・エスコバル、ロドリゲスと繋がるチャンスメイクからムリエルに飛び出しを許して4失点目。結果はこの時点でほぼ決まった。

コートジボワールが息を吹き返したのは、GKを交代した55分前後だった。プレスが連動するようになり、その結果最終ラインの位置が上昇。コンパクトさが生まれ、中盤でコンタクトの強さを、前線ではスピードとドリブル突破を生かせるようになった。

しかし、それはあまりにも手遅れなタイミングだった。60分には逆にコロンビアの守備の連携ミスから1点を返したが、短い時間で同点に追いつけるだけの力は生まれなかった。

コロンビアは得点のパターンだけ見ても分かるとおり、第1節と同じくサイドのスペースを早く使っていくカウンターが機能した。特にA・エスコバルは長いボールで裏に飛び出しても、あるいは足元で受けてドリブルで仕掛けても強力。彼が基点となり、逆サイドのロドリゲスやカルドナが絡んで効果的に攻撃を組み立てた。60分のオウンゴールはバウンドしたボールをGKの位置を見ずにバックパスするというとんでもないプレーだったが、それすらもご愛敬と片付けられるほどの快勝だった。

(筆:Qoly編集部 K)


【厳選Qoly】日本代表、2024年に評価を上げた5名の選手

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手