2011年6月22日(水) -ヴィボー・スタディオン(ヴィボー)
Spain U-21
3
0-1
1-0
2-0
1
Belarus U-21
A・ロペス
A・ロペス
ジェフレン
89'
105'
113'
得点者
38'


ヴァランコウ


延長戦の末、優勝候補の大本命であるスペインが伏兵ベラルーシを沈めた。

スペインが、いつもの前線の並びを変え、マタを左、ムニアインを中、アドリアン・ロペスを右に置くと、ベラルーシもパリャコウとヴェラツィラのポジションを入れ替えて対応するなど、序盤戦から戦術的なつばぜり合いが見られるなど、ディティールにも凝った試合となったのが、リードを奪ったのは、まさかのベラルーシ。若き“ラ・ロハ”の圧倒的なボールポゼッションを前に、試合の大半を自陣で過ごすこととなったが、38分に得たスローインをシヴァコウが競り、そのこぼれ球をヴァランコウが倒れ込みながらのオーバーヘッドで沈め、千載一遇のチャンスをものにした。

だが、「ジャイアント・キリング」の雰囲気も漂う中、終盤戦にドラマが待っていた。敗色濃厚のチームを救ったのは現在大会得点王のアドリアン・ロペス。後半43分、ムニアインに代わって出場したジェフレンが右サイドから上げたラストパスをニアサイドで合わせて土壇場で同点に持ち込むと、さらに、延長15分には、こちらも途中から出場したカペルが上げた柔らかいクロスボールを打点の高いヘディングで叩き込んで、チームを大逆転に導いた。それから8分後にはジェフレンが鮮やかなミドルシュートを一閃し、ダメ押し弾を決めるなど、終わってみれば、苦しみはしたもののスペインがその抜きん出た実力を改めて証明する形で決勝に歩を進めた。

(筆:Qoly編集部 T)

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