コパ・アメリカ2011
2011年7月9日(土) - エスタディオ・パドレ・エルネスト・マルテアレナ(サルタ)
Venezuela
1
0-0
1-0
0
Ecuador
セサル・ゴンサレス
62'
得点者


(筆:Qoly編集部 H)

セサル・ゴンサレスの見事なミドルシュートで先制したベネズエラがこの1点を守り切り、勝ち点4でグループBの首位に立った。

試合は序盤、守備に比重を置いたブラジル戦では左サイドのスペースを埋めることに従事していたアランゴが積極的にゴールへ近いポジションを取り、そこへ左サイドバックのシチェロがタイミングよく上がる形からベネズエラがリズムを掴む。スコアレスで引き分けたパラグアイ戦から負傷によりバレンシアが先発から外れたエクアドルは、パス回しのスピードが上がらず、また、1人1人の動きが少なく非常に単調のため、なかなかチャンスを作り出せない。時間の経過とともに徐々にエクアドルの攻撃にも流れが出てきたが、お互い、ほとんど決定機がないまま前半を終える。

後半は再び、なかなかペースアップしないエクアドルに対し、少しずつベネズエラがゴールへ近付く。そして、フェドールの流れた落としのパスをそのまま思い切って蹴り込んだセサル・ゴンサレスのシュートが突き刺さり、ベネズエラが先制。GKエリサガが一歩も動けない素晴らしいゴールであった。残りの時間、交代枠を使って反撃に出たエクアドルは、散発的にカイセド、ベニテスの個人能力からゴールへ迫ったもののこれを決められず、終盤には守備を固めたベネズエラが逃げ切った。

全体としては盛り上がりに欠ける低調な試合となったが、ブラジル戦と同様、堅実な戦いを最後まで続けたベネズエラが勝ち点3を手中に収めた。一方、大会前から調子が上がらず、ルエダ監督の去就が取り沙汰されていたエクアドルは、何よりもまず選手に覇気が見られず、初戦に続く無得点に終わり、これでグループ最下位に。最終節に決勝トーナメント進出を懸け、こちらも調子が上がらないブラジルと対戦する。

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