コパ・アメリカ2011
2011年7月10日(日) - エスタディオ・ブリガディエル・ヘネラル・エスタニスラオ・ロペス(サンタフェ)
Colombia
2
2-0
0-0
0
Bolivia
ファルカオ
ファルカオ(PK)
15'
29'
得点者




ボリビアを難なく退けたコロンビアがグループAの1位で決勝トーナメント進出を決定。敗れたボリビアはグループ最下位となり、今大会の敗退第1号となった。

グループ突破には引き分けでも問題のないコロンビアに対し、勝利が求められるボリビアは、序盤から積極的に前へ出たが、徐々に実力の勝るコロンビアがペースを握ると、一本のパスに抜け出したファルカオが左足で冷静に流し込んでコロンビアが先制。これで一層ボリビアは前への意識が強まり、本来、守備的な戦いを基本とするコロンビアにとって好都合の展開に。そして、カウンターからドリブルで仕掛けたアルメロが今大会初出場となるボリビアDFアマドールに倒されPKを得ると、これをファルカオが決めて突き放す。前半、ボリビアのチャンスはセットプレーくらいで、先制以降は終始コロンビアがゲームをコントロールした。

後半は3点が必要なボリビアに対し、コロンビアに余裕が生まれたこと、選手交代でロダジェガ、クアドラードを投入し、4-4-2の布陣に変更して守備がややルーズになったことで、お互いにチャンスを作ったが、どちらもゴールにはいたらず2-0のまま試合終了。ボリビアには途中から既に諦めの雰囲気が漂い、逆転への強い意思はあまり感じられなかった。

ファルカオに待望のゴールが生まれ、後半には控えの選手と布陣を試す余裕すら見せたコロンビア。グループリーグを無失点で堂々の首位通過を決めた。また、ファルカオがPKでのゴール後には今大会直前、鼻骨骨折で離脱したオスピナのユニフォームを掲げるなどチームの結束感を示し、今大会、最も安定感のあるチームとして決勝トーナメント以降の戦いに期待が集まる。

敗退が決まったボリビア。開幕ゲームのアルゼンチン戦では世界を驚かせたものの、勝利を想定していたコスタリカ戦で星を落とし、勝ちに出なければならなくなったこの試合で対等の勝負を強いられた結果、完敗。結局、アルゼンチン戦のセットプレーからの幸運な1ゴールに止まり、自国開催で準優勝した1997年大会の以来の勝ち星をあげることはできず、大会を去ることになった。

なお、この試合の結果、グループAの3位の勝ち点3以下が確定したため、現時点で勝ち点4のベネズエラ、チリ、ペルーの決勝トーナメント進出が決定した。

(筆:Qoly編集部 H)

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