先月末、サンパウロ郊外で16歳の少女Anay Flavia(以下フラビア)さんがマンションの15階から転落して亡くなった。バルコニーには身を投げるためとみられるイスが置いてあったため、警察は当初自殺とみていた。
だが、フラビアの母親ルアーナさんが「彼女は美しく、知的で、若く、そして家族を愛し支えてくれた」と語るなど両親からの強い要請もあって警察は再捜査に乗り出した。
自殺という所見はフラビアと同居していたRafael Silva(以下ラファエウ)の証言に基づくもので、彼はカンピオナート・ブラジレイロ・セリエBで首位を走るポルトゲーザでプレーする20歳の若きFWだ。
ラファエウは当夜喧嘩をした後、彼女は我を失ってバルコニーから身を投げたと話した。当局によれば部屋では物が壊れ、血痕もあったが、ラファエウは喧嘩の最中 彼女に物を投げつけられ、スピーカーが頭に当って怪我をした際のものだと説明した。


現在、網膜剥離の治療のためチームを離れているラファエウは事後直後にTwitter等で「“little princess”を失ってとても動揺している」、「彼女を愛している」、「(フラビアがいなくなって)世界が空っぽになってしまった」などと書き込んでいる。



事情徴収のため当局へ向かうラファエウ

目撃者によればラファエウが近所のバーで飲んでいるところにフラビアがやってきたあと喧嘩になり、彼の車をフラビアが蹴りつけたという。マンションの防犯カメラにはその後の2人の様子が映っている。深夜2時半頃、車で帰ってきたラファエウがエレベーターで部屋に上がり、その10分後徒歩でやって来たフラビアも部屋へと向かった。そしてその23分後、エレベーターに乗るラファエウはかなり取り乱している様に見える。ロビーを通り抜けた彼は転落したフラビアの様子を見とめ、3時15分に警察が到着、フラビアの死亡を確認した。




フラビアの両親によれば2人が出会ったのは彼女が13歳のときで、その後交際を始めると昨年の9月に2人で暮らすため旅立ってしまったという。


【左側の女性がルアーナさん、右端の男性がカルロスさん】

ルアーナさんは別れも言えないまま娘をラファエウが連れて行ってしまった月夜を思い出すと話す。父親のカルロスさんも「彼女はまだ子供で成長する時間が必要だった」と語ったものの、両親はすぐにでも結婚したいと考えていた2人の旅立ちを認めるだけでなく家具を買い与えるなどサポートした。

しかし、ラファエウの酒癖の悪さにフラビアは悩まされていたようで、先月殴られたと娘からの連絡を受けたルアーナさんは警察にも相談したが、結局被害届を出すことはフラビア自身が拒んだ。2人の部屋は家具がひっくり返り、壁には殴ったり蹴られたことによる痕、床には壊れた(酒?)ビンが転がっていて、ルアーナさんはこのような暮らしを続けたくなければ帰ってきなさいと娘に言ったが、離れて暮らすことをラファエウが認めなかったという。

その後、時々実家に帰ってくるフラビアにはアザの痕があったものの、暴力だと告げることはなかった。ラファエルがフットボーラーだからフラビアは惹かれたのではという問いを父親は否定した。「彼女は恋に落ちたのだと思います、だって彼にはお金がなかったから」

再捜査を始めた当局の代表者は(ラファエウが証言した)自殺というのが事実かもしれないが、我々は捜査をすると述べた。



(筆:Qoly編集部 I)

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