Brest
|
1
|
1-0
0-1 |
1
|
Lyon
|
---|
ルソワミエ |
12' |
得点者
|
69' |
ゴミス |
---|
堅い守りを武器にしているブレストに対し、若手を多く起用したリヨンは開始早々に失点するなど苦戦。退場者も出してしまったものの、終盤の反撃でゴールをこじ開けて何とかドローに持ち込んだ。
とにかくこの試合で目立ったのはブレストの組織的な守備。コンパクトで距離感が良く、中央で送らせ、サイドに追い込み、数人で囲んでボールを奪う。新加入のコロンビア人MFホン・クルマのポジショニングがとても良く、ピッチ中央でスピードを上げさせることはほとんどなかった。
まるでマシンのように統率が取れたシステムでペースを掴んだブレストは、12分に先制ゴールをあげた。中央でホン・クルマがキープして左に展開、ヘンティレッティが前線にフィード。ポイェが切れ込んでバカリ・コネに空中戦で競り勝ち、ヘッドで落とす。そしてルソワミエが左足を振り抜き、強烈なミドルシュートを叩き込んだ。
苦しい展開となったリヨンは、前半の終わり頃からようやく反撃の糸口を見つけ出した。中央では全く組み立てられないことを踏まえて、よりサイドを早く使い、ゴールから離れたところでスピードを上げる。さらに52分には、全くいいプレーが出来なかったベルフォディルに代えてミシェウ・バストスを右サイドに投入。彼に早くボールを渡し、突破でDFを揺さぶってチャンスを作った。
61分には自らのトラップミスでピンチを作ってしまったシディ・コネがルーへの両足タックルで2枚目の警告を受けて退場。さらに苦しくなったものの、数的不利の中から69分に相手のミスを利用して同点に追いつくことに成功する。
中央に切れ込んだピャニッチの突破をホン・クルマに読まれてカットされたが、こぼれ球をクリバリが軽率なパスミス。これをピャニッチが奪って右にパス、受けたゴミスがシュートを放ち、ゴール右隅に決めた。
終盤はお互いに運動量が落ちてルーズになったことで攻め合いの展開となったが、これ以上ネットが揺れることはなく、1-1のまま試合は終了。好プレーを見せたブレストにとってもリヨン相手に引き分けは悪くない結果。リヨンもメンバーを落とした中で退場者を出した状況の中、勝ち点を得られたことは満足せざるを得ないだろう。
(筆:Qoly編集部 K)
【厳選Qoly】日本代表の2024年が終了…複数回招集されながら「出場ゼロ」だった5名