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2022年にワールドカップ開催を控えるカタール。先日彼らの冷房完備のスタジアム計画を業者が「維持するのが難しい」と反対している記事を掲載したが、カタール側も態度を軟化し始めているようだ。

このたび、ワールドカップの招致委員会事務局長を務めるハサン・アブドゥラ・アル・タワディが、マナマで行われたアスパイア4スポーツ会議において「FIFAが望むのであれば我々は反対しない」と発言した。

「今のところ、ワールドカップを夏に開催する計画は変わらない。しかしながら、もしFIFAが我々に冬の開催を要望するようであれば…我々はその提案に反対することはないだろう。ただしその議論は我々の中では全く行っていないが」

アル・タワディによれば、カタールは既に夏の開催に必要な技術的要件には取り組んでいるとのこと。中東の猛暑に関しては太陽光発電を利用した冷房システムで対応する予定となっており、これが先日建設業者からコスト面で反対されたのである。

「もし2022年の夏に使用されない場合でも、他の主要なイベントを招致することが出来る。80万人のファンがカタールの12会場に詰めかける。我々は問題なくそれを受け入れることが出来る。2022年の開催権獲得のために入札をした瞬間から、10年の年月をかけてカタールに求められるインフラを全て整えられることを願っている。2018年に立候補しなかったのは、完璧な準備を整えるためだ」

「2022年は中東の雰囲気に包まれた大会になる。これまでの大会もそれぞれの地域独特の文化に彩られたものになった。ホスト国が持っている自然は、ユニークな環境をもたらしてくれる。ワールドカップはサッカーファンのため、世界がお互いを理解するためのいい機会である。極東、ヨーロッパ、アメリカの方たちは、きっと北アフリカと中東のサッカー熱を理解することになるよ」

(筆:Qoly編集部 K)

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