ナポリの守護神モルガン・デ・サンクティスの不可解な行動が物議を醸している。
34歳のイタリア代表GKは昨年12月3日に行われたセリエA 第14節レッチェ戦の後半、エディンソン・カバーニが相手を突き放す4点目を決めると喜びではなくうなだれた表情をみせたのだ。
ゴール裏にいたクリスティアーノ・ルカレッリとパオロ・カンナヴァーロも微妙な表情を浮かべているこの動画がYoutubeにアップロードされるや、騒動に発展。
八百長の証拠ではないかなど波紋を呼んだこの“謎”の行動についてベテラン守護神自ら釈明する事態となった。
「触れたくもないことだけど、気づけばコメントしている。カフカ的状況だね。(自分の置かれている)立場がどんなものかは大いに理解している」
「あの試合ではとても感情的になっていた。(レッチェ戦を迎えるまで)3試合連続で引き分けていたからね。ラツィオには0-0、アタランタには1-1、そしてユヴェントスには3-3。それは恥ずべきことだった」
「3-0でレッチェをリードしてたけど、後半に1点を返され、さらに追い上げられそうだった。あのエディ(=カバーニ)のゴールで(相手の追い上げムードから)解放された」
「その瞬間あのリアクションが出ていた。ほとんど本能的なものだったんだ。オレならではのリアクションで、キャラクターの一部ってことさ」
「それ以上でもなけりゃそれ以下でもない。ドレッシングルームではいつもチームメイトと喜びを分かちあっているんだ。魔女狩りとして利用したいんならどうぞ」
「あのビデオを作成した人間を(ナポリの練習場がある)カステル・ボルトゥーノにぜひ招待したいね。面と向かって質問されたら、はっきりと答える準備はできてる。 でも、おそらく他チームのファンの仕業だろうし、インターネットから出てきやしないだろう」
なんとも苦しい言い訳にも聞こえるが、真相ははたして・・・・。
(筆:Qoly編集部 I)