イングランドサッカー協会(FA)は8日、代表チームの指揮官であるファビオ・カペッロ監督が辞任したことを発表した。

辞任の引き金となったのは、“スリーライオンズ”のキャプテン、チェルシーのジョン・テリーがプレミアリーグの試合中に相手選手に対して人種差別的な発言を行ったとされる問題。FAは人種差別というデリケートな問題を受け、裁判による解決が図られるまでテリーを代表のキャプテンから外す方針を決定。しかし、カペッロ監督はこれに強く異を唱え、母国イタリアのメディアに対して「私はFAの方針に絶対反対だ。裁判所が判断を下すまでテリーを罰してはならない」と語った。この発言がFA内部で論議を呼び、8日にウェンブリーでFAのデイヴィッド・バーンスタイン会長、ゼネラルセクレタリーのアレックス・ホーン氏、カペッロ監督の3人で緊急会談が持たれたものの、議論は平行線。結局、カペッロ監督が会談後に辞表を提出し、受理されたとのことだ。

EURO2012開幕まで4ヶ月というタイミングでのまさかの辞任劇。後任には、トッテナムのハリー・レドナップ、U-21代表のスチュアート・ピアース、WBAのロイ・ホジソン、ニューカッスルのアラン・パーデューらの名前が挙がっている。

(筆:Qoly編集部 O)

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