トッテナムのボス、ハリー・レドナップはイングランド代表監督の就任が噂されているが、既に来季に向けた準備を進めているようだ。トップターゲットとなっているのはエデン・アザールとロイック・レミーだ。
スパーズのボスはユナイテッド、シティ、アーセナル、チェルシーなどのプレミアリーグクラブとリールのアザール獲得に向けてしのぎを削っており、レミーに関しては1月のマーケットで獲得に失敗した後、再び獲得へ向かう意欲を取り戻したようである。
レミーは先週末フランスに留まるか不透明であることを明かしたことに加え、今季21ゴールを奪っている25歳のFWをレドナップが賞賛していることでスパーズが再度獲得に挑戦するという話につながっている。レドナップはレミーについて以下の様に語っている。
「我々は彼を獲得したいと思い、トライした。しかし、売ってもらえなかったよ。彼のことは大いに気に入っているよ。彼はいい選手だからね」
しかし、レミーはホワイト・ハート・レーンへの移籍話を大きくは捉えていないようだ。レミーはリーグ・アンで現在8位のマルセイユを押し上げる事に集中しているという。
「今は現実的じゃないね。そうやって会長(ヴァンサン・ルブラン)とホセ・アニゴ(スポーツ・ディレクター)に話したよ」
「今日?僕達はデリケートな状況だから、ファンは本当に僕を必要としてくれている。僕の未来?それについてはふさわしい時期に話すと思うよ」
レドナップはリールのベルギー代表の獲得も願っている。スパーズのダニエル・リーヴィ会長は3500万ポンドといわれる移籍金を捻出しようとしているようだ。
しかし、トッテナムがアザールを獲得するには非常にタフな戦いが待っている。先日、ユナイテッドのサー・アレックス・ファーガソン監督がアザールを見る為にフランスへ飛んだと言われているからだ。レドナップはアザールの状況を以下の様に語っている。
「うちの会長はアザールの様な才能に投資する準備ができてるよ。しかし、ユナイテッドが彼を追いかけている。シティもだ。とても難しくなるだろうね」
なお、モンペリエのフランス代表FWオリヴィエ・ジルーもレドナップが興味を持っている一人だ。ジルーは既に今季17ゴールを奪い、リーグ・アンの得点王レースで首位を走っており、スパーズのボスは注目している事を認めている。
「彼は良い選手みたいだね。彼について書かれた多くの良いレポートを読んでいるし、スカウトを派遣しているよ。もし私を惹きつけられる選手ならば、プレーしている所を見に行くだろうね」
レミー、アザール、そしてジルー。リーグ・アンで多くのクラブからの注目を集める3人をトッテナムは獲得できるのだろうか。
(筆:Qoly編集部 L)
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