マイスターシャーレを掲げたドルトムントで中盤の要として君臨した後、昨夏に鳴り物入りでレアル・マドリーへの移籍を果たしたヌリ・シャヒン。だが、その大きな期待とは裏腹に、ここまでの出場機会はリーグ戦でわずかに1試合。出場時間に直すと23分と最悪の移籍初年度を過ごしている。

無論、彼が思い通りにいかなかった最大の理由は、シーズン開幕前に大怪我を負ってしまったことにあるわけだが、「あの移籍は失敗だった」と見る専門家は多く、ドルトムントの幹部であるハンス=ヨアヒム・ヴァツケもその一人。『Bild』からのインタビューの中で「間違いだった」と切り捨てた。

「ヌリのマドリーへの移籍は間違いだったと思う。もし、我々のもとに残っていたら、よりよい道が開けていたはずだ」

「だが、彼はファイターだ。今のところ、戻ってくる可能性はないだろうね」

(筆:Qoly編集部 T)

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