2012年6月1日(金) - スタッド・プリュック(イエール)
Mexico
3
1-0
2-0
0
Turkey
ラミレス
ミエル
プリド
26'
72'
77'
得点者







ついに2012年トゥーロン国際大会も決勝戦が行われた。圧倒的な攻撃力を武器に勝ち上がってきたメキシコがトルコを大量得点で破り、実力を見せつけた。

メキシコにとってトルコはおそらくやりにくい相手ではない。彼らの欠点は守備の個人能力に対する弱さで、パワーとフィジカルに優れた相手との一対一に負けることである。

しかし、トルコはよりチームの完成度は高いものの、モロッコやオランダのような身体能力はない。その通り、決勝ということもあって消極的になった時間がありながらも、弱点が大きくクローズアップされるような場面はなかった。

唯一の懸念と言えば、対人マークの厳しさと安定感を持つトルコの守備力を破れるかというところであったが、早い時間での先制点でその不安を吹き飛ばした。

26分、右サイドでアキーノがマークを振り切って裏に飛び出して折り返し。中央のヒメネス、ファビアンは完全にマークされていたが、ボールはそれを通り過ぎて逆サイドへ。上手くフリーで詰めていたラミレスがシュートに持ち込んで先制。

中盤戦ではややメキシコらしくない、前に人数の掛からない展開にもなり、トルコの反撃を許した。しかし、これももしかすると「守備が崩される気がしない」からだったのかもしれない。また、後半開始からまもなく2度の大きなピンチを迎えたが、幸運にもそこで失点することはなかった。

そして71分に追加点を奪取。左サイドからのコーナーキックで、ファビアンがショートで繋ぐ。サポートしたコルテスがキープを選択して守備を引きつけた上でスルーパス。ファビアンがすかさずサイドの裏に飛び出して折り返し、キャプテンのミエルがゴールに押し込んだ。メキシコらしいアイデアが発揮された得点であった。

77分にも途中出場のプリドがファビアンとのワンツーで中央に侵攻、これも「らしい」崩しでゴールに沈め、試合を決めた。

(筆:Qoly編集部 K)

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