Netherlands
|
1
|
0-2
1-0 |
2
|
Germany
|
---|
ファン・ペルシー |
73' |
得点者
|
24' 38' |
ゴメス ゴメス |
---|
大会開幕前から優勝候補の一角として注目されてきた両チームの対決は、前半に2得点を上げたドイツが試合巧者ぶりを見せつける形でオランダを下した。
試合序盤は、デンマーク戦で課題として残った「動き出しの少なさ」、「連動性のなさ」を払拭しようとするかのごとく、オランダがコンパクトな守備体系と積極的なランニングでリズムを掴んだかのように見えたが、すぐにドイツのペースへ移行。DFラインを高く保つドイツ守備陣の裏を狙い前半6分にロビン・ファン・ペルシーがこの試合のファーストシュートを放つが、それから1分後にはエジルが意表を突いたボレーシュートですぐさま反撃すると、以降はドイツが素早いパス回しと鋭いカウンターアタックを披露する展開に。そして、24分にはバスティアン・シュヴァインシュタイガーのスルーパスに反応したマリオ・ゴメスが鮮やかなターンでGKマールテン・ステケレンブルフとの1対1の場面を作り、冷静に先制弾をゴールネットへ。さらに、38分には右サイドを起点としたところで、またもや高い位置に出てきたシュヴァインシュタイガーがゴメスへ正確なパスを配給すると、今度は1点目とは打って変わって豪快に右足をファーサイドに振り抜き、続け様にゴールを奪った。
そうなると、2点ビハインドのオランダも動く。後半戦からは、ラファエル・ファン・デル・ファールト、クラース=ヤン・フンテラールを開始と同時に投入し、システムを変更。4-1-2-3のような形で挽回を試みた。しかし、この前掛かりの交代策は「攻守の分断」を生んでしまい、デンマーク戦の時のような単発的な攻撃で徒労。崩しのキーマンとして期待されたアリエン・ロッベンもフィリップ・ラームの前に封殺され、結局、ドイツの堅く組織的な守備を破壊するには至らず。73分にはファン・ペルシーが個人技で反撃の狼煙を上げるが、試合の大半を優位に進められたドイツが試合巧者ぶりを見せつけるかのように、決勝トーナメント進出に大きく前進する6つ目の勝ち点を得た。
(権利元の都合により埋め込みコードの掲載を取りやめました)【マッチフルハイライト】
(筆:Qoly編集部 T)