昨季、無敗でセリエAを制し、復活を強烈に印象づけたユヴェントスが11日、2012-13シーズンに向けた新しい“ビアンコネロ”を発表した。
Juventus Nike 2012-13 Home
苦難のときを乗り越え久々にスクデットを手にしたということもあり、特に手を加えず直球勝負で臨んできたという印象が強いユヴェントスの新しいホームモデル(デザインは半年以上前に決まっているが)。前身頃に入れられた4本の黒い線は、1923年にクラブを買い取り、現在に至るクラブの歴史を築き上げたアニェッリ・ファミリーとの深い繋がりを表す「家族」「団結」「忠誠」「名誉」の意味が込められている。
襟元には6月に発表されたアウェイと同じく、ユーヴェの偉大なレジェンド、ジャンピエロ・ボニペルティの名言である、“Vincere non e importante, e l'unica cosa che conta”(勝利は重要なものではない。唯一のものだ)。
アウェイモデル発表の際、「星3つ!」と大々的にお伝えしたが、実は誤りであることが判明・・・失礼しました。ユニフォームはショップなどで星が2つの状態で販売され、希望があれば3つ目の星を付けることが可能。そして、選手着用モデルには星が一つも付かない。ただし、いずれもエンブレムの下には「ピッチ上では30回目の優勝」を意味する“30 sul campo”の文字が入る。
ヴチニッチとビダル。シンプルなデザインだがそれが逆にユーヴェらしさを感じさせる
左が1923年にユヴェントスを買収した故エドアルド・アニェッリの孫にあたるアンドレア・アニェッリ会長。背番号1が入った新ユニフォームを受け取った彼は、「我々はFIGC(イタリアサッカー協会)の“数学”を認めない」と、優勝回数に関する主張を改めて行った。
(筆:Qoly編集部 O)