ペルシアン・ヘリコプター、スパイクを脱ぐ

7月21日、テヘラン・タイムスは「元イラン代表FWヴァヒド・ハシェミアンが現役引退を発表した」と報じた。

ヴァヒド・ハシェミアンは1976年生まれの36才。ドイツ・ブンデスリーガで活躍した名ストライカーで、滞空時間の長い空中戦や豪快なヘディングシュートから「ヘリコプター」の異名を取った。

1997年から所属したパス・テヘランで頭角を現し、1999年にドイツに進出。当初所属したハンブルガーSVではあまり出番が与えられなかったが、2001年に移籍したボーフムでブレイク。03/04シーズンにはブンデスリーガで16ゴールをあげる活躍を見せ、次年度にバイエルン・ミュンヘンに引き抜かれている。

その後ハノーファー96、古巣のボーフムでプレーし、2010年の夏に国内に復帰。出番は少なかったものの、ペルセポリスでハズフィ・カップ獲得に貢献した。

イラン代表チームでも、アリ・ダエイが去った後にエースとして君臨。2005年3月にアザディ・スタジアムで行われたワールドカップ予選では、ジーコ政権下の日本を相手に2ゴールを決め、印象的な活躍を見せている。

(筆:Qoly編集部 K)

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