【ロンドン五輪】 ニュース|TV放送スケジュール|試合日程(男子)|試合日程(女子)
ロンドンオリンピックで優勝候補筆頭に上げられていたスペイン代表だが、大津祐樹の一発により緒戦日本戦に敗れた。
2010年のW杯、2011年のU-21欧州選手権でも優勝を遂げているスペイン代表だが、自他ともに認めるスロースターターであり、W杯では緒戦でスイスに屈し、U-21欧州選手権でもイングランド相手に終了間際に追いつかれ緒戦はドローでトーナメントをスタートしている。
そんななか昨日の敗戦後にスペイン選手、ルイス・ミジャ監督が語ったコメントをスペイン紙『El Pais』からの抜粋でお伝えする。
U-21欧州選手権優勝メンバーのひとりであるアンデル・エレーラは
「僕らは(トーナメント開始時の)よくないパフォーマンスから脱却することに慣れてる。落ち着いてるよ」
「日本の先制点に影響されてしまった。彼らは速くて激しかった。それで、僕らのテクニックをうまく発揮できなかった。でも心配はしてない。(GLを突破して)準々決勝に進めるだろう」
と話し、同じくU-21欧州選手権優勝メンバーのGKデ・ヘアは「時にやられることもあるけど、そこから立ち上がらなくてはならない」と語った。
ミジャ監督はコンディション面で日本のほうが優れていたとして
「とても重要だった緒戦を我々は落としてしまったが、もう後戻りはできない。何より痛いのはこれで(GLを戦う)ライバルたちが優位になったことだ。改善しなくてはならないが、我々ならできると思っている」
「ピッチ上で日本はとても良かった。(彼らの)プレスによって我々はボールをうまく運べなかった。日本が0-1にしたこととイニゴ・マルティネスの退場。この2つが試合を決めた」
「我々は長い残り時間を少ない人数で戦わなくてはならず、相手はさらに得点の可能性があった。数的不利で戦うのは楽なことじゃない。ロッカールームの様子を見て私はポジティブな行動を続けた」
と語るともに、3枚の選手交代についてはこのように述べた。
「エレーラはピッチ上で個性とセンスを発揮できる。ソリッドなオリオル・ロメウは日本の動きに応対するためだった。また、テージョはボールを持って相手守備陣の深くまで侵入できる。だが、結局事態を覆すことはできなかった」
最後にオリンピック開会式に監督、選手ともに参加することについて問われるとこう締めくくった。
「(開会式は)永遠に忘れることのない素晴らしい経験になるはず。その時間を楽しみつつ、次の相手ホンジュラスについて考えをめぐらすよ」
(筆:Qoly編集部 I)