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ロイター通信は「ルーマニアで行われた親善試合で、ナイジェリア人FWヘンリー・チノンソ・イヘレウェレが心停止を起こし死亡した」と報じた。

ヘンリー・チノンソ・イヘレウェレは1991年生まれの21才。2007年に若くしてルーマニアに渡りファルル・コンスタンツァに加入。それ以降東欧でプレーを続け、10/11シーズンからデルタ・トゥルチェアに所属していた。

事故は8月5日に行われたFCバロテシュティとのプレシーズンマッチで発生した。後半に途中出場したヘンリー・チノンソ・イヘレウェレは、ピッチに入ってからわずか15分で意識を失い、昏倒した。すぐにメディカルチームが治療を行ったが意識は回復せず、救急車で運ばれたものの、後に死亡が確認された。事故の詳しい原因はまだ発表されていない。

ヘンリー・チノンソ・イヘレウェレを指導した経験を持つウニベルシタテア・クルージュのクリスティアン・ドゥルカ監督は、インタビューに対してこのように話した。

「ルーマニアのサッカーにとって悲劇的な日だ。私は彼を一年半指導したことがある。彼は訓練の模範生であったと言っていい。だからとても良い選手に育ったのに…」

今年に入ってからは、ピッチ上での選手の事故が相次いでいる。3月にはイングランドでファブリス・ムアンバ選手が心停止で倒れたが、奇跡的に一命を取り留めた。しかし、4月にはイタリア2部でピエルマリオ・モロジーニ選手が、インドでは3月、7月に地域リーグで各1名ずつが既に亡くなっている。

(筆:Qoly編集部 K)

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