昨季のリーガ覇者レアル・マドリーに今季初となる黒星をつけたヘタフェ。そのヘタフェは現地15日、ホームにバルセロナを迎える。(日本時間の明日午前3時キックオフ)

昨シーズン、ヘタフェはホームでバルサをシャットアウトし、1-0の勝利を手にしている。その再現を狙うヘタフェ守護神ミゲル・アンヘル・モヤが『El pais』のインタビューに応えた。



ーメッシと対峙するとき何を考えてる?

「すべてさ。コンマ数秒の間に彼をひるませようとするし、遮断しようとするし、気を紛らわせようとするし、不快に感じさせようともする」

ーどうやってキーパーに?

「小さいころ仲間のなかで一番デカかったんだ。だから、キーパーとしてプレーしてた。(体が大きいことでゴールを)よりカーバーできるからね」

ーモデルとする人物はいた?

「マジョルカが素晴らしい時代を送った(エクトル)クーペル時代に僕はカンテラにいたんだけど、(97~02年マジョルカでプレーした元アルゼンチン代表GKカルロス)ロアをお手本にしてた」

ーなぜスペインからいいキーパーが多く生まれるんでしょう?

「カシージャスがターニングポイントになった。彼の登場によって若いキーパーでも信用が得られるようになったんだ。彼はカンテラでもキーパーだったし、GKコーチの株も上がり?、レベルが飛躍的に向上した」

ーあなたは20歳でギャラクティコ時代のレアル・マドリー相手に1部デビューを果たした。

「そうそう。ジダンにフィーゴにベッカムがいてね・・・。ソン・モイス(マジョルカのホームスタジアム、現イベロスター・エスタディ)での試合はロナウドのゴールで0-1で負けた。ロナウドにプロ初失点を喫したのは悪い記憶ってわけでもないよ」

ーバレンシア時代にはフィールドプレイヤーとしてオールド・トラフォードのピッチに立ちました。

「エメリ時代のプレシーズンマッチでね。後半に負傷者が出たんだけど、チームは10人でプレーすることはせずに僕を投入した。バネガと並んで中盤に入って、7本パスを通し、失うことはなかった。申し分ない数字でしょ」

ーバレンシアでポジションを勝ち取れなかったのはなぜ?

「物事はしばしば思った通りにはいかないものさ。そんな時は精神的にも落ち込むしね。身体的にもベストな状態じゃなかった。いきなりケガで5か月間離脱してしまったんだ」

「奮闘を続け2年目にはセサル(サンチェス)とのポジション争いを制し、スタメンにも入った。定位置を確保しつつあったんだけど、まだケガをして3か月を棒に振ってしまった」

「(そうする間に)グアイタが台頭してきた。もしヘタフェで再度チャンスを貰えるなら、僕にとって歓迎すべきことだった。ここで幸せなんだ」

「ここは静かで穏やかなクラブだし、社会的にもメディア的にもプレッシャーがないから、自らで欲求を起こさなきゃならない。とはいえ、自分にとって最高のシーズンを送れた。成熟したし、数字的(出場数?)にもね」

「昨シーズンの初めの頃は試合を見ていても何も見えていなかった。今はプレーが読めるようになったし、勢いにまかせて決断をすることもなくなった」

ーホームでバルサを下した昨シーズンの再現はなる?

「今年のマドリー戦でも圧倒されたなかで勝利している。でも、毎週日曜日がお祭りってわけにはいかない。とはいえ、どうすれば彼らに勝てるのかは分かってるよ」

ーどんなプラン?

「マドリーとバルサに対しては他とは異なる戦いをすることになる。僕らはボールを持ってプレーしチャンスを作り出すけど、彼らの前ではまた違ったプレーをする必要がある」

「(バルサ戦では)集中を続けて、走りまわり、スペースを与えない。特に中盤では。もし穴があればそれを埋めにいかなきゃならない。とはいえ、あれだけのタレントがいれば成功は約束されたようなものさ」

ー先日スペイン代表と対戦したグルジアにヒントを得た?

「あれは軍隊みたいなものさ、かつてチェルシーやインテルがやったようなね。僕らの意図とは違う」

ー昨年、あなたはベルナベウでPKを蹴る前のクリスティアーノ・ロナウドに話しかけました。メッシにも同じことを?

「彼の集中を妨げるためにやった。こう言ったのさ『真ん中には蹴るなよ』。実際真ん中には蹴らなかったんだけど、決められてしまった」

「メッシには別のことを試すよ。彼は世界最高さ。誰にもない才能が彼にはある」



【昨季のマッチハイライト】

(筆:Qoly編集部 I)

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