14日に行われたロシア・プレミアリーグ、ゼニト・サンクトペテルブルク対テレク・グロズヌイで、5000万ユーロ(約50億円)ともいわれる移籍金で今夏ポルトからゼニトへ加入したブラジル代表のフッキがデビューを果たした。

昨季王者の首位ゼニトが、4連勝でゼニトと同勝ち点の2位へ浮上してきたテレクをホームへ迎えて行われた一戦。前半を0-0で折り返すと、後半からロシア代表のファイズリンに代わってフッキが登場。4-1-4-1の右サイドへ入った。

フッキが入ったことで躍動感の出たゼニトは攻勢をかけるが、前半から4-5のブロックを作って堅い守備を見せてきたテレクを崩しきるまでには至らず。ゼニトのスパレッティ監督は69分、同じく新加入のベルギー代表MFヴィツェルを投入するも、これで逆に中盤のバランスが悪くなってしまった。

試合は、85分、ゼニトの二人と同じく注目の新加入選手であるテレクのアイウトン(キプロスのAPOELから移籍。昨季のCLで大活躍)がカウンターからの単独突破で先制点を奪うと、アディショナルタイムにもレベデンコが駄目押し。完璧な試合を演じたテレクがゼニトを2-0で撃破し、単独首位に浮上した。

内容的に芳しくなかったゼニトだが、翌週のCLを考慮して行われた金曜のナイトゲームが、代表組にとってはかなり重荷になった様子も伺えた。そのCLの初戦は18日、スペインのマラガとアウェイで対戦する。

(筆:Qoly編集部 O)

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