コーネリアス・ライアンのノンフィクションを元にした1977年公開の映画『遠すぎた橋』(原題:A Bridge Too Far)でも描かれた、第二次世界大戦の「マーケット・ガーデン作戦」。

連合国軍がオランダ国内の複数の橋を空挺部隊により同時にドイツ軍から奪取するという作戦は、結果的に戦線が分断され、一番奥のアーネムではイギリスの第1空挺師団が孤立。多くの犠牲者を出したため、“連合軍史上最大の失敗”と言われている。

ただ、アーネムの地で激戦を繰り広げた英第1空挺師団に対する敬意は今日でも失われておらず、作戦から68周年を迎えた先週、アーネムをホームとするフィテッセが特別製のユニフォームを発表した。

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日本代表のハーフナー・マイクや安田理大が在籍することでお馴染みのフィテッセ。

彼らのユニフォームと言えば、黄色と黒のストライプが基本だが、これを英空挺師団のカラーである栗色と水色に変更。胸の中央には空挺師団の天馬のエンブレム。さらに、背番号の下にも『遠すぎた橋』にかけた、 “No Bridge Too Far”(遠すぎた橋なんて存在しない)の文字が入れられている。

フィテッセは22日のエールディヴィジ第6節、ヘラクレス戦でこのユニフォームを使用。試合には当時の第1空挺師団メンバーも招待され、記念のセレモニーなどが行われた。(下写真・右は「アーネム1944退役軍人クラブ」のジョニー・ピーターズ会長)

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試合は、先制を許したフィテッセが73分にボニーのゴールで追いつき、1-1の引き分け。4勝2分と無敗の2位を維持している。(ハーフナーは後半頭から出場。安田はベンチに入ったものの出場なしに終わった)

スタンドを回る元・英第1空挺師団メンバーには惜しみない拍手が送られた。

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