2012年10月12日(金) - スタッド・ドゥ・フランス(パリ)
France
0
0-0
0-1
1
Japan
得点者
88'
香川

欧州遠征の初戦に望んだ日本代表。強豪フランスとのアウェイゲームは苦しい展開となったが、終盤にカウンターから先制し0-1で勝利を収めることに成功した。

本田、前田の2名が負傷のためスタメンを外れた日本は、ハーフナーと中村をスタメンに配置。あまり慣れないメンバーであったことも影響したか、前半はナーバスだった。

フランスが仕掛けてきたサイドバック+ウイング+センターハーフの3枚が絡む執拗なサイド攻撃によって後方に退かされ、前線が孤立。ボールを前に繋げずプレスを受け、中途半端な位置で奪われピンチを迎える繰り返しとなった。

しかし時間が経つごとに徐々にバランスは向上した。前半の途中から既に守備面での慣れは感じられていたが、後半になるとラインの押し上げ、後方からの攻撃参加が増加し、2列目が攻撃面でも機能し始めた。また60分過ぎに投入された乾のドリブルが、長友のオーバーラップも引き出し、チームに機能性を加えた。

また、同時に運動量をかなり消費するプレーをしていたフランスに徐々に攻め疲れが目立つようになり、布陣が間延び。スペースが生まれていった。

それでも前半から引き続き多くのピンチは迎えていた。特に後半途中にフランスが投入したフランク・リベリのドリブル突破には何度も守備を切り裂かれ、ペナルティエリアに侵入された。しかし今日は川島が好セーブを連発し、ゴールを死守することに成功。

すると88分、大きなチャンスが巡ってきた。コーナーキックを防いだ後のカウンターで今野が長い距離を持ち上がり、守備を引きつけて右のスペースにパス。上がってきた長友がダイレクトで折り返すと、香川がそれに合わせてゴールに押し込んだ。残り数分というところでリードを奪い、これを守り切って勝利を収めた。

(筆:Qoly編集部 K)

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