2012年10月16日(火) - ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム(ドーハ)
Qatar
0
0-1
0-0
1
Uzbekistan


得点者
13'
トゥルスノフ

3試合を終えて2分け1敗と苦戦していたウズベキスタンが、カタールとのアウェイゲームを制して最終予選初勝利をあげた。

序盤はカタールのプレッシャーに押された場面もあったが、徐々にリアリスティックな試合運びをし始めたウズベク。自陣でリトリート気味にブロックを作り、相手を攻めさせる。カタールにボールを繋がれても大して怖くないため、相手のミスを利用してカウンターに持ち込む狙いを成功させた。

ボールを奪ったら今のチームの強みであるトゥルスノフ、ハサノフの両サイドを生かして相手を押し下げ、手数をかけずにフィニッシュへと持ち込む。その流れをジェパロフのテクニックが支える。

13分にはショラフメドフのクロスボールをトゥルスノフがボレーで叩き、先制点を奪取。その後は一貫して我慢強く同じ戦術を続け、残った脅威であるカタールの個人技とロングボールに耐え抜き、試合終了までゴールを守った。

カタールはホームでの戦いとあって気持ちは入っていた。開始直後のプレッシャーの強さはそれを感じさせた。しかしプレーの幅の狭さが問題となり、ウズベキスタンの戦略にはめられてしまった。

良い形で試合に入ったと言えるが、徐々に攻撃力を削がれてしまった。引かれて回させられ、技術の低さからボールをロスト。加えて守備の弱さからカウンターでサイドを再三やられ、そのために最終ラインが下がり、最終ラインからの攻撃参加が失われた。何とかロングボールや1ポジション飛ばしたパスでセバスチャンを使い、前線に持って行ったものの、ペナルティエリアに厚みが少なく得点に結びつかない。

後半は3トップに変更した上に右サイドバックを攻撃参加に長けたハミド・ハリファに置き換えたことから前線の人数が増加し、厚みを取り戻したが、今度はクロスが一向にセバスチャンに合わずチャンスを生かせず。最後の頼みの個人技も、守りを固めたウズベキスタンのブロックとネステロフの好セーブの前に結果に繋がらずに終わった。

(筆:Qoly編集部 K)

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