「その時その時に良い話をするが、実際に何が達成されたのか?」
11月29日に行われたAFC理事会において、2013年度アジアチャンピオンズリーグの国別出場チーム数が決定された。UAEは本戦出場3チーム+プレーオフ1チームから、本戦出場2チーム+プレーオフ2チームに減少する結果となった。
アナリストを務めているキファフ・アル・カービ氏は、ザ・ナショナル紙の取材に対してこう話した。
「これは不幸中の幸いという結果だ。ここはアラブ首長国連邦だ。そして彼らは現実を見ていない。何事もすぐに実現しようとしている。
ファンに尋ねれば、彼らは特に興味を持っておらず、ACLでの好結果も求めていない。
アル・アインが2003年に優勝したが、それ以来はイラン、サウジアラビア、日本、韓国などのチームが皆強くなっていることが事実として存在する。
UAEのクラブは時間をかける意識を持たなければならない。大陸選手権で多くの改善点を明らかにし、対処していくべきだ。サウジアラビアはプロリーグを完全に組織するまで22年間の時間を要したんだ。
プロ意識を高めるには時間が掛かる。その時、その時に良い話をしたところで、実際に何が達成されたと言うんだい? 選手もファンも、この大会でいい結果を達成するという考え方を持たなければならない。
とはいえ、カタールに4チームのストレートインが与えられるのは疑問だな。信じられない話だ。スタジアムには見るからに客がいないし、AFCの基準に準拠できているのかどうか。怪しいもんだね」
AFCはライセンスの基準の中にリーグの平均観客数5000人以上という条件を加えており、それに合致できなかったオーストラリア・Aリーグが出場枠を減らしている。UAEは10/11シーズンが3240人、11/12シーズンは2800人を記録したが、基準に達することが出来なかった。
UAEプロリーグの関係者はこのように話したという。
「ガラガラのスタジアムは大きな問題となっている。我々はプロリーグのレベルを上げよると共に多くの観客を集めようと努力しているが、大きな後退である」
(筆:Qoly編集部 K)
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ