元鹿島のゼ・マリオ氏、3年ぶりに現場に復帰

12月8日、ガルフニュース紙は「アル・イティハド・カルバは、ブラジル人指導者ゼ・マリオ氏を新監督に招聘した」と報じた。契約期間は今季終了まで。

ジョゼ・マリオ・ジ・アウメイダ・バホス“ゼ・マリオ”氏は1949年生まれの63才。母国の様々なクラブを渡り歩いたベテラン監督で、80年代にイラクのユース代表を率いてからは中東でも指揮。日本では1998年から1999年途中にかけて鹿島アントラーズを率いたことで知られている。

アル・イティハド・カルバは今季UAE1部リーグに昇格。当初はクロアチア人指揮官ドラガン・タリッチ氏の下で戦っていたが、開幕から3試合で0得点12失点という燦々たる結果となり、10月8日に解任を決定した。

その後チュニジア人指揮官ルトフィ・アル・バンザルティ氏を新監督に迎えて再スタートを切ったが、それから8試合を戦って勝ち点は3。アル・ジャフラに2-1で勝利した以外は全て敗北という結果で最下位に沈み、浮上の切っ掛けを掴めず。そして昨日解任が決定された。

アル・イティハド・カルバの理事会議長を務めているハサン・アル・サリム・カイディ氏は、今季2度目の監督交代についてこう話した。

「チームの結果が継続的に悪化していることにより、思い切った行動を取らざるを得なかった。アル・バンザルティ氏が良いコーチであり、実績を持っていることを知っているが、我々のチームでは成功しなかった。

我々はゼ・マリオ氏と契約を結んだ。2007年にアル・ワスルを二冠に導いた指導者だ。彼はUAEのサッカーを熟知しており、膨大な知識を持っている」

(筆:Qoly編集部 K)

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