暴動事件によりモフン・バガンがリーグから排除か
12月10日、タイムズ・オブ・インディア紙は「試合を途中放棄した事により、モフン・バガンは2年間の出場停止処分を受ける可能性がある」と報じた。
モフン・バガンは1889年に創設された、アジア最古のサッカークラブとして知られるインドの名門。12万人を収容する巨大なソルトレイク・スタジアムを本拠地としていることでも有名である。
この問題の切っ掛けは、12月9日に行われたイースト・ベンガルとのコルカタ・ダービーで発生した、40人のサポーターと20名の警察官が負傷した暴動事件である。
試合が始まってからしばらくして、モフン・バガンのファンによってピッチに石が投げ込まれた。
これは主審に向けられたものだったといわれているが、これがモフン・バガンのインド代表MFサイード・ラヒム・ナビの頭部を直撃し、右顎の骨を粉砕した。なお4本のネジとプレートを埋め込む手術を受けたナビは全治6週間という診断を受けている。
この事件を受けて試合は一旦中断され、13分後に再開された。しかし事件にショックを受けたモフン・バガンは、後半のプレーを拒否。結局試合はこれ中断されることとなった。
大会の規定では、試合の続行を拒否したチームに対しては今季の残り試合に加えて2年間の出場停止処分が課されることとなっている。罰則については、今後開かれるIリーグ委員会、AIFF懲戒委員会によって決定されることとなっている。
(筆:Qoly編集部 K)
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