Côte d'Ivoire
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3
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1-0
2-0 |
0
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Tunisia
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ジェルヴィーニョ ヤヤ・トゥレ ヤ・コナン |
20' 87' 90' |
得点者
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不調のドログバをスタメンから外して攻撃陣に変化を加えたコートジボワールが、チュニジアを大量得点で破った。これによって参加チーム唯一の2連勝となり、決勝トーナメント進出が決定した。
前線からのプレスの乏しさ、組み立てにおける動き出しの欠如などは前節からそれほど変わりがなかったが、メンバーを入れ替えたコートジボワールの攻撃陣は組織としてかなり洗練された。
ドログバに代わってワントップを務めたラシナ・トラオレは、ゴール前に留まることなく下がったり開いたりとポジションを変えた。自ら得点を奪うことよりも、縦パスを受けてダイレクトで動かし、ジェルヴィーニョとカルーの飛び出しを生かすチャンスメイカーとなった。また、トップ下に位置したヤヤ・トゥレも同じような役割をこなし、ビルドアップが乏しいチームの中で崩しパターンを作り出していた。
そして20分に先制点を奪取。左サイドでヤヤ・トゥレとのワンツーでジェルヴィーニョが飛び出し、折り返しをラシナ・トラオレがシュート。これはキーパーに弾かれたが、直後のショートコーナーからスコアが動く。またもラシナ・トラオレとのワンツーでジェルヴィーニョがペナルティエリアに切れ込み、角度のないところからシュートを豪快に決めた。
後半は押し込まれる場面が増加したが、その分カウンターのチャンスも頻繁に訪れるようになり、試合終了間際に立て続けに追加点。87分には左サイドでジェルヴィーニョ、ティエネと繋がり、中に詰めたヤヤ・トゥレがミドルシュートを決めた。さらに90分にも、ジェルヴィーニョが左サイドを突破して折り返し、途中出場のヤ・コナンがシュート。さらにリードを広げて試合を終わらせた。
チュニジアはコートジボワールと戦うに当たってかなり守備を重視した入り方をした。最終ラインはそれほど上げず、前線に急がず後ろで回し、隙を見てハリファのスピードを生かした縦に早い攻めを仕掛けるというものだった。
しかし今大会のコートジボワールは基本的に人数をかけては攻めてこない。同じように最終ラインを引いて守備を固め、前線のスピードを生かして縦に来る。こうなれば実力差が如実に出てしまい、チュニジアはやられた感がない展開ながらも前半一本もシュートを打てなかった。
後半は点を取り返さなければならなくなったため、前節と同じようにダラジをトップ下に送り込んだ。左サイドに移したムサクニが中央に絞って近い位置を取り、中でボールを納めて回し、空いたスペースにシャマムが頻繁に上がって広がりを作るという戦術である。
しかしコートジボワールは前に人数をかけないためブロックが厚く、それに加えてチュニジアはいくつか訪れた決定的なチャンスを決められず、得点力も欠いていた。そして逆にカウンターから守備を破られ、前掛かりになったことが仇になった形で大量失点を喫した。
つまり前半の入り方に失敗し、さらにそこで一失点してしまったことが非常にチュニジアにとって大きな荷物となった、という試合であった。
(筆:Qoly編集部 K)
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