2013年3月13日(水) - 北京工人体育場(北京)
北京国安 2 - 1 サンフレッチェ広島
ラン・チェン 21’
75' 石原
ピャオ・チェン 79’
アウェイに乗り込んだ広島は、一度は同点に追いつく場面を作ったものの最終的には2-1で敗北。怪我人の多さに苦しみ、プレーの内容も悪く、良くこの点差で抑えられたという結果であった。
メンバーが大きく替わった広島は、良いときのサッカーを思い起こさせることすらないようなサッカーであった。最終ラインでボールを回して北京のプレスを引き出しても、前の動きがないので相手のラインも下がらず、パスコースも乏しく、縦パスを入れても潰される。中盤と前線の関係が断絶しており、最終ラインはわざわざ人数が掛かったプレスを受けて苦しい状況に追い込まれた。
21分にはコーナーキックからの低いボールをラン・チェンに決められ失点。その後は多くのピンチを迎えながらも西川のセーブが冴え、さらに相手の決定力不足にも助けられて無失点を続け、75分には幸運にも同点ゴールが決まる。岡本のロングシュートが相手に当たってこぼれ、石原の足元に転がり、値千金の得点が決まった。
しかしやはり苦しい状況を変えることはできず。押し込まれる中から79分に水本がクリアしきれずに残してしまったミスを利用され、ピャオ・チェンに追加点を許して再びビハインドに。
終盤にはようやく反撃を見せるも、いくつか入ったサイドからのボールが得点に繋がらず、2-1で敗北を喫することとなった。
とはいえ、内容で言えばもっと失点していてもおかしくなかったところを、最小得失点差で乗り切ったというのは悪夢の中の希望である。接戦に持ち込めばこの結果が効いてくることも考えられる。次は確実に勝利を収め、前回出場時の3連敗だけは避けたいところだ。
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