この冬、インテルはクロアチアの至宝、マテオ・コヴァチッチをディナモ・ザグレブから手に入れた。

移籍会見の席で「このようなクラブに来れたことにとても誇りに思っているし嬉しい。10番をつけることができることも光栄に思っています」と述べた18歳(当時)のクロアチア人MFについて、モラッティ会長も「彼はスペシャルな選手。素晴らしい才能があり、とても若いので我々のプランに完璧にフィットする。彼はとてもいいオールラウンドな選手だ」と述べるなど大きな期待を寄せる。

今月6日に19歳になったコヴァチッチは同胞のレジェンド、ロベルト・プロシネチュキを彷彿とさせるようなサッカーセンスとテクニックを併せ持つ逸材。 ディナモ・ザグレブでは16歳にしてトップチームデビューすると、ゴールまで決めせみせた“ザグレブの宝”。プレースタイルとしては中盤でゲームを組み立てつつ、チャンスとあらば前線に飛び出すこともあるため、ルーカ・モドリッチと比較されることもある。

インテルでは2月3日のシエナ戦でデビューすると今季はリーグ13試合、ELで4試合に出場。ゴールこそなかったが、アシストは記録し、同僚のクズマノヴィッチも「よくやっている。彼は前途洋々だと思う」と太鼓判を押す。また、ストラマッチョーニ監督も「素晴らしいクオリティをもった選手なことは明らか。私は彼に対し大きな信頼を寄せている」と称賛を惜しまない。

そのコヴァチッチの今季インテルでのプレー集。

 

そのコヴァチッチは今季終了前に「ここにいれてとても満足しているよ。インテルは偉大な一団だし、ここでプレーすることは喜びだ」、「いま僕らのプレーはよくないけど、来シーズン何人かいい選手がやってくることでこの状況が変わることを願っている。自分がフットボールをやれることは分かってるけど、もっと良くなりたい」と述べたそう。

また、今年3月にはクロアチアのフル代表にもデビューし、今後は代表チームでの活躍も期待されているが、来月トルコで行われるU-20W杯への参加はインテルが拒否したと伝えられている。

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