2度目のチェルシー監督に就任したジョゼ・モウリーニョ。エディンソン・カバーニ、ステヴァン・ヨヴェティッチ、フッキら大物選手の獲得に動くと噂されており、今年も移籍マーケットの中心となっている。しかし、モウリーニョは選手を獲得するだけに留まらず、チームを改革する為にレギュラークラスの売却も辞さない覚悟のようである。『CAUGHTOFFSIDE』が報じているモウリーニョが不要と考える5人の選手を紹介しよう。

ダヴィド・ルイス (ブラジル)

ブラジル代表DFは2011年にベンフィカから加入。すぐにチームにフィットしDFの要となった。今季も印象的なシーズンを送り、ピッチ内外で様々な話題も振りまく「ブルースの顔」の1人となりつつある。しかし、モウリーニョは彼をあまり評価しておらず、代わりとなるDFの獲得を狙っているようだ。特に相手FWを見失う事や攻撃参加しすぎる傾向がモウリーニョの哲学にマッチしていないという。モウリーニョはポルトのエリャキン・マンガラやレアル・マドリーのラファエル・ヴァラヌをルイスの後釜として獲得を狙っていると言われている。

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デンバ・バ (セネガル)

1月のマーケットでニューカッスルから加入したセネガル代表は加入直後の数試合は印象的な活躍を示したが、以降は目立った活躍を見せることができなかった。モウリーニョはバが充分な存在ではないことを理解している模様。28歳のFWに対してはウェストハムが関心を示しているため売却される事が濃厚ではないかと見られている。モウリーニョは代わりのFWとしてナポリのエディンソン・カバーニやフィオレンティーナのステヴァン・ヨヴェティッチ獲得に動くのは間違いないだろう。

フェルナンド・トーレス (スペイン)

モウリーニョのチェルシーでの最初の仕事の1つはフェルナンド・トーレスの処遇だ。スペイン代表FWはリヴァプールから移籍して以来、一度としてベストな状態を示すことができていない。オーナーのロマン・アブラモヴィッチはこれまでの監督にトーレスを起用する事を求めてきたが、モウリーニョと再びタッグを組む事は如何なる選手への寵愛も拒否される可能性がある事を理解しているだろう。チェルシーとしてはシーズンで20~30ゴール奪う選手を必要としており、前述のバもトーレスもその成果を残すことはできなかった。トーレスには引き合いも多いため、新しいFWを獲得次第、放出へ向けた動きが加速するだろう。

ブラニスラフ・イヴァノヴィッチ (セルビア)

モウリーニョが不要と考えている選手のリストに挙げる選手で最も驚きを提供してくれるのは彼ではないだろうか。セルビア代表DFは2008年にチェルシーに加入してからクラブに忠誠を尽くしてきた。彼の硬い守備はセンターバックでも右サイドバックでも発揮されており、守備のユーティリティ選手として重宝されてきた。また時には決定的なゴールを記録する選手としても知られており、今季のヨーロッパリーグの決勝戦でベンフィカのウィンガーを止めた事も印象的だ。しかし、モウリーニョは売却に乗り気だと言われている。バルセロナが獲得に積極的であり、ダヴィド・ルイスと共に4000万ポンドで売却されるという噂もある。

フアン・マタ (スペイン)

とても異様な感じだが、チェルシーは今夏スター選手であるフアン・マタの売却も可能なようだ。世界最高の攻撃的MFの1人であるにも関わらず、モウリーニョはレアル・マドリー、バルセロナ、そしてバイエルン・ミュンヘンなどからのオファーに耳を貸すつもりの模様。元バレンシアのMFは今季も20ゴールに35アシストという完璧な結果と共に素晴らしいシーズンを送った。しかしながら、モウリーニョはもっとゴールに直結するタイプの選手を狙っているようだ。マタ、エデン・アザール、そしてオスカルのように小柄ながらもスキルのある選手よりも試合を決める選手を求めているとの事。クラブはレヴァークーゼンからアンドレ・シュルレを獲得することが濃厚であり、更なるターゲットとしてマンチェスター・シティのエディン・ジェコとゼニトのフッキの獲得を模索しており、マタのように自由な役割を与えられて活きる選手には居場所がないという考えられている。

以上が『CAUGHTOFFSIDE』の報じる5人の選手たちである。5人全員が今夏移籍する事は考えづらいが、モウリーニョ復帰で多くの選手から好意的に考えられている今ならあり得るかもしれない。

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