ユヴェントスへの移籍が近づいていると噂されるアルゼンチン代表FW、カルロス・テベスだが、ミランとも極秘の会談を行い条件に合意していると報じられている。
マンチェスター・シティのFWはミランのアドリアーノ・ガッリアーニ副会長の夢の1つであり、ガッリアーニはユヴェントスへ行かせないと発言してきた。ガッリアーニは29歳のアタッカーの獲得したい意思を隠している。テベス本人もミランに加入するためならば850万ユーロのサラリーをカットする事に合意しているという。しかし、イタリアの報道ではどこがテベス獲得競争に有利か不確かであるという。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、ユヴェントスがテベスと契約する最前列にいるとしている。昨日報じた通り、テベスは代理人と共に明日ユヴェントスと交渉を行うという。しかし、ミランは既に交渉を行なっているというのは『Panomera.it』だ。同紙はガッリアーニはテベスの代理人と既に2日前に極秘会談を行なっており、両者は合意に至っているという。
イタリアのウェブサイトを見るとテベスはミランで550万ユーロとボーナス、そして3年契約を結ぶと言われている。これはユヴェントスがテベスに用意している条件も同じである。だが、最初の段階であるクラブとの合意にミランはたどり着かねばならない。シティ側としては1000万ユーロから1500万ユーロをテベス放出に要求すると見られており、ミランとしてはシティに電話をかける前に選手を売却する必要がある。逆にユヴェントスとしては夏のマーケットに投じる予算はミランを上回っているため、シティの求める条件はクリアする事ができそうだ。ただしユヴェントスにとってテベスよりも同じアルゼンチン代表FWのゴンサロ・イグアインの方がプライオリティが高いのも事実である。
つまり、これらの複数の報道はいずれも矛盾したりリンクしたりと混沌を極めているのが現状だ。ステファン・エル・シャラウィやケヴィン=プリンス・ボアテングの売却なども同様であり、『Sky Sports』はモナコがボアテングを望んでいないと報じ、エル・シャラウィについては『Milannews.it』が議論すら否定している。