7月19日、FIFAは「出場不適格選手を起用した赤道ギニアの2試合の結果を没収し、30000スイスフランの罰金を課すことが決定した」と発表した。

5月に処罰は言い渡されていたが赤道ギニアが控訴したことによって再調査が行われ、今回罰則が確定した形となる。

問題の試合は3月24日に行われたホームでのカーボヴェルデ戦、そして6月8我に行われた同じカーボヴェルデとのアウェイゲーム。この2試合の結果が、相手側の3-0での勝利という形に修正された。

以前はこの試合に向けて大量帰化させた9名のブラジル人に問題であったのではと言われていたものの、今回FIFAからは元スペインU-21代表選手のエミリオ・エンスエが出場不適格であることが明らかにされた。

エミリオ・エンスエは現在マジョルカでプレーしているストライカーであり、スペイン生まれであるが赤道ギニア出身の父親を持っている。彼については、5年間の居住という条件が満たされなければ、赤道ギニアでのプレーは許されないことが確認された。

彼は当該の両試合に出場しており、3月24日にはペナルティキックも含めてハットトリックを達成しており、勝ち点の奪取に大きく貢献している。

なお、今回のアフリカ予選で試合の結果が没収されたのは6度目。以前にはエチオピア、スーダン、トーゴ、ブルキナファソ、ガボンが出場権利のない選手を起用し処罰を受けている。

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