・ピリッとしない試合内容

さて、初戦の中国戦ですが、「生微温い。」的な微妙な空気が残りました。

なにも試合観ながら出てきたビールが微温かったわけでもなく、桜庭和志の対戦相手がヌルヌルしているわけでもありません。あのまま3-1で勝っていてもこの生微温い感覚は残っていたことでしょう。したたかに4点目が獲れてトドメさせていれば違ったんでしょうが。

いくら能力ある選手達でも、連携構築の時間があれだけ短ければチームとしてのパフォーマンスが上がらないことも理解出来ますし、そこが噛みあってこないと個の力を発揮することもままならんことはチームスポーツやったこと有る人ならよく分かると思います。

事実、緊張と連携面でのミスでリズムを掴めないままあっさり先制許した場面など、序盤はおいおいマジかよ、といった場面がちらほら。パッと見で栗原と富澤の見分けが付かないほどわたくしの目も混乱。富澤いないけど。

とは言えさすがに自力の差があるので、時間の経過と共にアジャストして3-1まで行ったところまでは悪くありませんでした。中国も走れてませんでしたし。

ただしその後柿谷が決定機でミスをしたあたりから、選手交代も含めて微妙に噛み合わないシーンが増え、走れないはずの中国が勢いを取り戻しました。中国二点目のPK判定はアレでしたが、その前のミドルシュートへの対応あたり、押し込まれてセカンドボールを拾われるケースが増えていた所での失点。

2点差維持してきっりち終わらせるつもりが、これでピッチ内が混乱し、パニクりながら追いつかれるという、FIFAランクなんて関係ないんや!と言わんばかりの自爆っぷりを東アジアの国々とセルジオ越後氏あたりに見せつけました。2点差って怖いですね。