この大会におけるザッケローニの狙いは、今のA代表に入ってポジション争いに絡めそうな人、使えそうな人、を手元に置いて実際に試すということでしょう。
重要度的には優勝することよりも、ブラジルW杯でチームにとってプラスになりそうな人材を見分けることです。欲しい人材は「世界を相手に武器になる人材」でしょうから。そのあたりこういう大会は難しいものです。
選手と監督の利害が微妙に噛み合いにくいところがあります。よくある話ですが、大前提としてチームが勝たないことにはなんとも言えません。個の力の発揮=チームのパフォーマンスと勝利、に直結すればいいんですけど、これが11人もいきなり集まった選手たちによるとなるととたんに難しくなります。
アナウンサーによる天才柿谷連呼など明るい要因がなかったわけではありませんが、3ゴールもあって、サンフレッチェ組もいて、アシストまでしたのに槙野がゴールパフォーマンス何もしなかったのは時間不足の連携不足なのかザックに怒られそうだからなのか勘ぐってしまいます。
きっと中国煽るとめんどくさいことになりそうなので釘刺されてた、と思っておくことにしましょう。
視聴者のみなさんは松木が足りない、と思った夜だったと思います。