夏と言えば、恋の季節。
筆者みたいな底辺を生きる人間にとっては夏なんて暑いだけでしかないのですが、夏には「海水浴」、「花火大会」、「夏祭り」などなど様々な恋愛にも関わるイベントが盛り沢山。女性の方は気になる男性に可愛い勝負浴衣でアピール、なんてこともあるんじゃないでしょうか。これを読んでいる方々も、もしかしたらこの夏に素敵な相手をGET!なんて作戦を立てているかもしれませんね。こんなティーンズ向け雑誌みたいな書き出しですが、内容は決して恋する青春男女だけに向けたものではないのでご安心ください…。
さて、本題に移っていくことにしましょう。 「インテンシティー」って言葉が一時期流行ったなあ、なんて思っているサッカー好きの方々も沢山いるのではないでしょうか。このワードが突如としてサッカーメディアやテレビ局などで連呼された原因となったのは、日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が今年の5月に、キリンチャレンジカップ2013のブルガリア戦、およびブラジルW杯アジア最終予選のオーストラリア戦に向けた代表メンバーを発表した際に発したコメントでした。
「選手たちに言おうと思っているのは、このチームの良いところが出るのは、インテンシティーの回転数が高い時だということ。たとえばヨーロッパのサッカーに目を向けてみてもバイエルン、ドルトムント、ユヴェントス、マンチェスターは何が共通しているかというと、そのインテンシティー、まさにそういったものを持っている。日本代表としても重点的にやっていくと。そのインテンシティーを出すためにはやはり集中であったり、気迫といったものが必要なので、そういったものを選手に呼びかける。
ヨーロッパのサッカーを観ても、個の力が強くてもこのインテンシティーが欠けていればなかなか結果を出せていないという状況がある。何が言いたいかというと、技術力では我々はアジアで一番と自負しているわけですけど、インテンシティーが欠けてしまうと、良い方向に進まないということです」
まあ、もうこれ「インテンシティー」って何回言うんだよ!とツッコミを入れたくなりますよね。数秒に1回インテンシティーが出てくると、そりゃ当然「インテンシティ―」が話題にもなるのも解ります。むしろ普通です。
で、もうインテンシティーの意味なんてそんな面白くないことをいうのはやめました。直訳すれば「インテンシティ―」っていうのは「強さ」という意味で、つまりもう死ぬほどわかりやすく言ってしまえば「必死に頑張って走り、激しく相手のボールを奪えよ」ってことです多分。なので、ザックさんの言ってたことを訳しなおすとこうなります。
「選手たちに言いたいんだけど、もっと頑張れよ。このチームは全員が頑張って走ってる時にいいパフォーマンスになる。例えばヨーロッパの強豪。いっぱい走るだろ?あいつらは全員が頑張ってんだよ。走るにはやっぱり集中して気迫を見せなきゃならん。つまりテクニックがあるだけじゃ駄目、頑張らないと世界には届かない」
自分で言うのもあれだけど、素晴らしくわかりやすいものに仕上がりました。ただ、これは長い前置きみたいなもので、今回やりたいのはこんな面白くないことではありません。
「恋するインテンシティー」の題名通り、世界の強豪チームの「インテンシティ―」を恋愛の傾向に当てはめてしまうということです。せっかくなのでコンフェデレーションズカップに出ていたチームから抜粋して、日本、イタリア、ブラジル、スペイン辺りでやってみたいなあと。