ユヴェントスのDF、ジョルジョ・キエッリーニは「いまユヴェントスを去るなんてクレイジーだ」とレアル・マドリーへの移籍の噂を一蹴している。
2シーズン連続でスクデットを獲得しチャンピオンズリーグでは準決勝まで駒を進めたユヴェントスは、さらなる進化を目指して補強を進め、カルロス・テベスとフェルナンド・ジョレンテを獲得している。イタリア代表DFは『Tuttosport』に対して以下のように語っている。
「夏がやってくると自分かクラウディオ・マルキージオに冠する移籍の話を耳にするが、多くの話がファンタジー・フットボールだよ」
「ジュゼッペ・マロッタ(ユヴェントスのGM)は売却をするクラブではないと名言している。それにいまのユヴェントスを去るなんてクレージーだよ。たとえレアル・マドリーが電話してきたとしてもプロジェクトは進んでいるからね」
「誰がアントニオ・コンテが最初のシーズンにスクデットを勝ち取ると想像したかを考えてみてよ。アメリカでのプレシーズンツアーを覚えているかい?僕らはフレンドリーマッチで本当に苦労し、物事はうまくいっていなかったし、スケジュールもまだ見えていなかった。今は新しい選手が何人か加わり、お互いに理解しあい、更に強固になっている」
また、キエッリーニはトッテナムのギャレス・ベイルに届いているというレアル・マドリーからの1億2000万ユーロのオファーについても答えている。
「完全に現実離れしているし、レアル・マドリーやバルセロナを打ち負かす事を考える事はできないね。そんなに他多くのお金を使った所でいつも勝利するとは限らない事を覚えておくべきだよ。ボルシア・ドルトムントを見てみなよ」
「僕らは大きな自信と熱狂を持って未来を見据えている。僕らは補強し、僕らの成長過程を助けてくれる選手たちとサインしたのさ」
プレシーズンマッチの出来栄えの悪いユーヴェだが、現在はフィジカルトレーニングを中心に行なっているという。また新戦力をフィットさせるのにも時間を費やしているようだ。3連覇へ向けてユヴェントスは地道に強化を図っていると考えて良いだろう。