移籍マーケットのデッドラインまであと1週間程度。話題の大型移籍やそれに伴う玉突き移籍などこの1週間程度で欧州は民族大移動ともいうべき選手の移籍が行われる事が予想される。多くのクラブが若くて才能ある選手を欲しているが、『Caught Offside』は「移籍期限までに獲得可能な10人のヤングスター」を紹介しているのでご紹介しよう。


クリスティアン・アツ (ポルト)

21歳のウィンガーはこの数年ポルトで印象的な活躍で示し続けている。この夏のマーケットでの移籍が大きく取り沙汰されてきたが、スピードある左ウィングの獲得に最も興味を抱いているのはリヴァプールだといわれている。リヴァプールはスチュワート・ダウニングを放出した為、ワイドアタッカーを欲しているからだ、なお、このガーナ代表にはトッテナムとエヴァートンも興味を持っていると報じられている。

クリスティアン・テージョ (バルセロナ)

バルセロナと契約延長を行ったものの、層の厚いバルセロナにおいてクリスティアン・テージョの将来は未だ不透明なままだ。この才能あるウィンガーはバルセロナのカラ・マシアが生み出した傑作の1人として賞賛されているものの、リオネル・メッシ、アレクシス・サンチェス、ペドロ・ロドリゲスの牙城を崩すには至っていない。

カタルーニャの巨人はテージョを手放すつもりはないようだが、彼らは今季テージョをシーズンローンで放出するかもしれない。特にネイマールの加入はテージョの才能を開花させる事の妨げとなる可能性を秘めている。アーセナルとリヴァプールがその行き先と噂されている。

エリック・ダイアー (スポルティング)

イングランドサッカーの輝ける才能の1つはポルトガルで成長を続けている。19歳のエリック・ダイアーが家族と共にポルトガルへ移りスポルティング・リスボンの下部組織に入団したのは10歳の時の事。2010年に早くもプロ契約を結んだが、アーセナル、トッテナム、本人がファンだというマンチェスター・ユナイテッドなどにも興味を持たれていたとのこと。ポルトガル代表への道もあったが2011年にイングランドを選択、U-18の選抜チームの招集を受託した。

彼に強い興味を示しているのはチェルシーだという。チェルシーのジョゼ・モウリーニョはファイナンシャル・フェアプレーを遵守する為にこの若き才能の獲得を欲しているという。もしチェルシーへ加入する事になればジョン・テリーの後継者としてピッタリの存在となるだろう。

ザカリア・バカリ (PSV)

昨シーズン、弱冠17歳でPSVのトップチームに登録されたベルギー出身のアタッカーは、今季第2説のNEC戦でエールディヴィジ史上最年少ハットトリックを達成し一躍時の人となった。この新たな才能に注目しているのは、アーセナル、チェルシー、マンチェスター・シティ、ミランであるという。PSVはもちろんこのライジングスターの放出を望んでいないが、大金が舞い込めば考えを変えるかもしれないといわれている。

ウィル・ヒューズ (ダービー・カウンティ)

ミックルオーヴァーという地域のチームから2011年夏にダービーのアカデミー入りを果たすと1年目ながらトップチームに合流。11月のピーターボロ戦でデビューを果たすなど将来を大きく嘱望されたスキルフルなプレーメーカーであり、バルセロナのチャビやアンドレス・イニエスタと比較される選手。最近ではリヴァプールがこの若き才能に興味を抱いているといわれており、1000万ポンドで獲得を狙っているという。ダービー・カウンティの指揮官、ナイジェル・クロウはこれを噂だと一蹴したが、ヒューズがいつかプレミアリーグの舞台へと歩を進めるのは間違いない。アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、そしてニューカッスルも獲得を狙っているともいわれている。


後編へ続く

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