トッテナムがユヴェントスのイタリア代表MF、アンドレア・ピルロの獲得を狙っていると報じられている。
『Daily Mail』によれば、トッテナムがユヴェントスのベテランMFを来年の夏にフリートランスファーで獲得する方向で動いているという。34歳のMFはミランからユヴェントスに移籍して以降、ユヴェントス復活の旗頭というべき存在であったが、今季からアントニオ・コンテのチームはローテーションの色合いを強くしており、今季で契約が切れる事も相まって退団の噂が広く流れている。
元チェルシーの指揮官であり、ユヴェントスのレジェンドであるジャンルカ・ヴィアッリは週末に行われたユヴェントス対ミランの試合の中でもこの話題に触れており、トッテナムが水面下でピルロの代理人と話し合いをしていると語っている。
34歳となったピルロだが、彼が現在も高いレベルでプレーできることは全く疑いの余地がなく、アンドレ・ヴィラス=ボアス監督のチームが新しいオプションとして中盤の司令塔を求めているのも周知の事実。トッテナムの指揮官はパウリーニョ、エティエンヌ・キャプー、ルイス・ホルトビー、そしてクリスティアン・エリクセンを獲得し、サンドロやムサ・デンベレを抱えているものの、イタリア代表のマエストロは彼らとは異なる個性を持っており、野心あるトッテナムにとって大きな存在になると見られている。
ピルロはミランで10年過ごし400試合出場出場した後にユヴェントスへ移籍。ミランではセリエAを2度、チャンピオンズリーグを2度制覇。ユヴェントス移籍後はクラブを連覇へと導いている。イタリア代表としては100試合以上出場しており、2006年にはワールドカップを制覇。来年の夏のワールドカップも主力として出場することが濃厚だ。