プレミアリーグの試合映像をインターネット上で違法配信していた男がシェフィールドの刑事法院から懲役2年の実刑に処せられた。この男は1シーズンあたり29.99ポンドで試合映像を無許可で配信。顧客を1万人抱えており、年間29万9900ポンド(日本円にして約4800万円)を稼ぎだしていた。
『Sky Sports』が放映する試合を無断で放送していた模様で、プレミアリーグははこの男の不法行為を2012年の1月に発見し告訴していた。男は国外のベリーズの銀行に口座を開設して顧客から得た収益を隠していたとの事。プレミアリーグと共に告訴を行った「反著作権侵害協会(Federation Against Copyright Theft)」は以下のように語っている。
「我々は引き続き会員の知的財産権を保護するために活動する。そして、彼らがスポーツ観戦、映画、TV番組をエキサイティングで新しい方法で観るため投資を続けられる事を保証する」
この男の行為は間違いなく不法行為であるが、違法配信の会員が10000人を超えているという事実も見逃せない。プレミアリーグはこれまでも同様に多くの違法配信サイトを告発して閉鎖させてきたが、今後もこうした戦いが続くのは間違いないだろう。