2014/01/12 - ロイヤル・オマーン・ポリス・スタジアム

日本 U-22  3-3 イラン U-22

7’ バルザイ

9’ 原川

30’ 浅野

48’ レザイー(PK)

55’ レザイー

66’ 中島

手倉森体制での初陣となったAFC U-22選手権、日本代表はイランを相手に点を取り合い、3-3の引き分けという結果で初戦を終えた。

試合は早い時間から激しく動きを見せた。

イランはキックオフからわずか7分、右サイドのスローインを起点に先制点を決める。ミリがドリブルでペナルティエリアに切れ込み、山中と植田を振り切ってパス。左から詰めていたフリーのバルザイがそれを受け、ゴールに流し込んだ。

しかし日本もすぐさま同点に追いつく。左サイドで中島がボールを持ってキープし、時間を作って繋ぐ。後方から上がってきた原川が切り返しでコースを開けてシュートを放ち、ゴール右隅に流し込み試合を振り出しに戻した。

さらに30分にはセンターサークルでボールを受けた浅野が、思い切りよくドリブル突破を開始。鈴木武蔵の動きを囮にしつつ中央をぶち抜き、一人でゴールにまで持ち込んで逆転に成功した。

リードしてハーフタイムを迎えた日本であるが、後半も相手に先行される厳しい状態になった。再開からまもなくして、空中戦の競り合いからPKを与えてしまい同点に追いつかれ、さらに55分には途中出場のパハラヴァンのキープからカラミのクロスを許し、再びレザイーにゴールを破られてしまう。

再びビハインドの状況となったものの、66分に左サイドでボールを持った中島が、カラミのスライディングを軽やかにかわしてシュート。鮮やかなカーブを描いたボールがゴールの右隅に吸い込まれ、厳しい状態の中で引き分けに持ち込むことに成功した。

日本は全体的に言えばイランの長いボールや強引なプレーにかなり苦しめられた。前半は相手のプレーが単純だったので慣れも見せたが、後半にイランがサイドへの長いボール、あるいはサイドバックからのフィードを使い角度を付けてくるようになり、難しい状況に追い込まれた。

そういう内容の中で三点を取れたというのは、良くチャンスをものに出来たと言える。全体を前に上げすぎず、ハーフウェー辺りから2トップが守備を開始し、そして第一にカウンターを仕掛けていく狙いを持つという形は比較的上手く機能していた。

しかし、やはり三点を取られていては、どんなチームもまず勝つことは出来ない。イランの攻めはドリブル突破とハイボールが主であり、それに苦しめられたというのは、まさに日本らしいやられ方とも言える。今回も、そこをどうカバーしていくかが残りの試合の課題となっていきそうだ。

【試合ハイライト】

 

【厳選Qoly】新潟愛は永遠!アルビレックス新潟が「世界」に送り込んだ“最強”日本人6名