昨日開幕したコパ・リベルタドーレスは現地時間29日に1回戦1stレグの2日目2試合が行われた。

デポルティボ・キト(エクアドル)対ボタフォゴ(ブラジル)は1-0、スポルティング・クリスタル(ペルー)対アトレチコ・パラナエンセ(ブラジル)は2-1と、どちらもホームチームがブラジル勢を撃破。初日から4試合続けてホームチームの勝利という結果になっている。

昨年の全国選手権で4位となり、ポンチプレッタがコパ・スダメリカーナ決勝で敗れたことによりぎりぎりで1回戦からの出場権を得たボタフォゴ。それでも19年ぶりの快挙となったが、チームを率いた元鹿島指揮官オズワルド・オリヴェイラ監督が退任。元オランダ代表クラレンス・セードルフ、元大宮ラファエルら攻撃の中核もクラブを去った。

代わりに昨年までJ1・柏レイソルで3シーズンプレーし、国際経験豊富なジョルジ・ワグネル、昨年の同大会でファイナリストとなったオリンピア(パラグアイ)のエース、アルゼンチン人FWフアン・カルロス・フェレイラらを獲得。この日は2人の他にホドリゴ(ロドリゴ)・ソウト(元磐田)、マルセロ・マットス(元FC東京、大分)とJ経験者が中盤で先発し我々日本人にとっても馴染み深い陣容となったが、ただ高地であるというだけでなくチームとしてもまとまりを欠いた。

序盤に先制を許すと、相手も20人近い補強でチームが刷新され精彩を欠いたこともありボタフォゴの攻撃する時間が長かったが、決定機はほとんど得られなかった。セードルフの代わりに10番を付け、試合終了間際までプレーしたジョルジ・ワグネルも「コミュニケーション不足」を敗因に挙げている。来週行われるホームでの2ndレグまでにどれだけチーム力を向上させられるだろうか。

なお、1回戦1stレグは現地時間30日に最後の2試合が行われる。

デポルティボ・キト - ボタフォゴ

スポルティング・クリスタル - アトレチコ・パラナエンセ

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