英国『Sky Sports』は現地時間28日、UEFAのFFP(ファイナンシャルフェアプレー)制度違反の可能性があるクラブについて言及し、現在調査中であると伝えた。

UEFAが定めるFFP制度とは収支のバランスをクラブに求めたもので、守れないクラブにはUEFAのコンペティションに参加するためのライセンスを交付しないといった罰則が与えられる。

記事によると、今シーズンこの規約違反に該当する可能性があるクラブ数は76にもおよび、UEFAのコンペティションに参加するクラブのおよそ1/3がそれに該当するという。

このクラブの中にはマンチェスター・シティやPSGもその中に含まれているようで、該当するクラブは今後、UEFAが指名した独立機関に報告書を提出する必要があるという。また『Mail Online』ではチェルシーもそれに該当すると伝えている。

これがもし規約に違反するようであれば、UEFAは4月にもクラブに処分の通達をすることになるという。

ちなみにこのFFP制度だが、2011-12シーズンから適応がスタートされており、罰則自体は今シーズンからとなる。昨シーズンUCLでベスト8に進んだマラガも、今シーズンから2シーズンにわたって、UEFAのコンペティションに参加することができない。

また債務超過額については数年間は若干の猶予があり、段階を経て最終的にはその猶予も除外される予定。2012-13シーズンは3700万ポンド(およそ63億2700万円)の猶予額が設定されている。

ミシェル・プラティニが会長に就任して以降、「We Care About Football(私たちはサッカーを気にかけます)」をスローガンに置くUEFA。来シーズンもその強気の姿勢は変わらないようだ。


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