英国『Guardian』が、プレミアリーグの人件費に関する調査を行ったと伝えている。

記事によれば、昨シーズンのプレミアリーグ全チームの総人件費は18億ポンド(およそ3100億円)だったそう。これは一昨シーズンから11%も増加したことになるといい、世界最高峰のプレミアリーグならでは数字であるといえる。

プレミアリーグに在籍するのは全部で20チーム。これはおよそ1チームあたり155億円に相当することになり、2012年J1在籍チームの平均人件費額14億700万円の10倍近いものとなる。

支出の面で記録的な数字を叩き出した昨シーズンだが、合計収入では27億ポンド(およそ4600億円)という成果を出している。しかし、それでもリーグ全体での損失額は2億9100万ポンド(およそ501億円)に及んでいる。

昨シーズン、損失を被ったプレミアリーグのクラブは全部で12。中でも5000万ポンド(およそ86億2000万円)以上の損失額を計上したチームが5つあり、アストン・ヴィラ、チェルシー、リヴァプール、マンチェスター・シティ、QPRが該当する。

また、莫大な放映権料が動くプレミアリーグだが、こちらも価格の高騰が留まるところを知らないという。2010年から2013年までの放映権料が35億ポンド(およそ6030億円)だったのに対し、2013年から2016年までの放映権料は55億ポンド(およそ9485億円)と大幅な上昇を見せた。

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