5月20日、フランス・リーグアンのASモナコは、今季チームを率いてきたクラウディオ・ラニエリ監督が退任したことを明らかにした。
レキップ紙のインタビューに答えたモナコの副会長ヴァルディン・ヴァシリエフ氏は、監督交代の理由について「より攻撃的で魅力的なサッカーが出来る監督を求めている」と話した。
『L'Equipe』
「(ヴァルディン・ヴァシリエフ副会長、今シーズンの評価は?)
結果についてはとてもポジティブに考えている。二部から昇格した難しいシーズンに、二位に入り、チャンピオンズリーグ出場権を獲得した。
(監督を変えますか?)
クラウディオ・ラニエリに関しては、今日彼が退任することを確認している。我々は別れることに決めた。リーグ・ドゥ時代にチームを引き継いでくれてから、彼がやってきた優れた仕事に敬意を払いたい。
(後任としてはレオナルド・ジャルディン氏ですか?)
いくつかの名前が浮上していたので、私は新しいコーチの名前は確認することができない。今はむしろ、クラウディオがやってきた仕事を感謝することをしたい。
スポーツ面での結果は、クプ・ドゥ・フランス以外においては非常に良かった。しかし、その後の開発のビジョンについては、彼と共有は出来ていない。新しい考えを必要としている。
(どんなタイプのコーチが必要ですか?)
現代的なコーチを探している。中盤を大事にするアイデンティティ、新しいトレーニング・メソッド、そして攻撃的な試合を行うビジョンを持ち、良いショーを見せられる人物を。それはここ数日の間に発表されるだろう。
(クラブの次のシーズンの目標は?)
我々のプロジェクトにおいては、スポーツ面の他に、長期的に持続する開発というものがある。昨季二部にいたチームが、今季はチャンピオンズリーグへ。全ては非常に早く進んだ。
次は安定性が求められる局面だ。我々はスポーツ面の構築と開発に取り組まなければならない。より攻撃的で、より魅力的な試合をし、ファンに多くの楽しみを与える。
(モナコは来季ファイナンシャル・フェアプレー制度の影響を受ける)
関係あるかと聞かれれば、あるだろう。特に制裁についてね。であるからして、我々はスタッド・ルイIIに多くの人々を呼び、多くの収入を得るために、より熱心に働かなければならない。
(リーグアン、CLでの野心は?)
パリ・サンジェルマンは優勝候補のままだ。チャンピオンズリーグでは我々はポット4になるだろう。難しいグループリーグになる。
野心はといえば、ASモナコに良いイメージを持ってもらえるよう、ファンに楽しみを与えることだ」