百獣の王、ライオン。

鋭い牙とそのタテガミはサバンナの王者と呼ぶに相応しいアイコンであり、サッカーチームにもそんなライオンをモチーフにしたエンブレムが多数存在する。

その一つが、日本でも人気の高い“オレンジ軍団”、オランダ代表である。

オランダサッカー協会(KNVB)のエンブレムには、オランダの国章にも登場することからライオンが描かれている。 先日発表されたブラジルW杯に向けた新ユニフォームにもその姿はあしらわれており、攻撃的サッカーを志向するオランダ代表を想起させる上でこれ以上ない動物こそ、ライオンなのだ。

そんなオランダ代表の公式テーラーであるブランド『Van Gils(ファン・ギルス)』がこのほど最高にクールなCMを放送している。

そこでは、にわかに信じがたい映像が繰り広げられていた。

物語の主人公は、南アフリカ出身の40歳ケヴィン・リチャードソン氏。

リチャードソン氏は世界でも有名な飼育員で、野生の肉食動物を自由に操ることができる才能を持つ、別名“Lion Whisperer”である。

そんなリチャードソン氏はこの日、黒のスーツとオレンジのネクタイを身にまとい、サバンナに降り立つ。もちろんオランダ代表の公式スーツである。そして、おもむろにライオンに近づくと・・・

なんと、野生のライオンと見事に戯れてみせた!

ライオンのこの幸せそうな顔。

これだけでも衝撃なのだが、すごいのはここから。なんとこのライオンの群れと一通りじゃれ合うと、オレンジ色のサッカーボールを取り出し、なんと…

野生のライオンとマジなサッカーをスタート!こんなの見たことないぜ。

10cm弱の犬歯を持ち、1平方センチメートルあたりおよそ70kgの噛む力を持つライオン。サッカーボールも余裕でパンクしてます。

ライオン相手に1on3を挑むリチャードソン氏。どこまでもワイルドすぎる。

ちゃっかりスパイクも履いているリチャードソン氏。

エンドロールにオランダサッカー協会のエンブレムが流れ、オランダ代表とのコラボ商品のPRであったというわけだ。

このCMに出演したリチャードソン氏だが、撮影はCG無しのガチンコで行われたそう。リチャードソン氏は動物の映像作成にも度々携わっているが、今回もこんな感じで撮影が行われたという。

ちなみに、『Van Gils(ファン・ギルス)』の公式HPにアクセスしてみると、広告の通り、「KNVBコレクション」なるコラボ商品が登場していた。W杯期間中にオランダ代表チームに提供すると予想されているスーツや関連グッズが数多く紹介されているが、こんな人がモデルに

オシャレに決キメた、現オランダ代表コーチ、パトリック・クライファート氏。他にもダニー・ブリントもモデルとして起用されており、なかなかカッコいいアイテムが揃っている。

ブランドのHPは こちらから(アクセスすると自動で映像が流れます)。

【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手