5月30日、元イングランド代表MFジョーイ・バートンは、所属しているQPRの公式サイトのインタビューで「クラブはやり方を変える必要がある」と話した。

エア・アジアのCEOを務めているトニー・フェルナンデス氏がオーナーとなったQPRは、2011年にプレミアリーグに昇格してから大きな補強を行ったことで有名となった。

ブラジル代表GKジュリオ・セーザルや韓国代表MFパク・チソン、元ポルトガル代表DFボジングワ、元スペインU-21代表MFグラネロなどを大きな資金を費やして獲得したものの、成績は低迷。昨年は2部に降格し、選手の多くも放出され、多額の借金だけが残った。

【参考】QPR、昨季の損失は113億円、負債は305億円に

しかし今季は2部に当たるフットボールリーグ・チャンピオンシップで4位となり、プレーオフを勝ち上がってプレミアリーグ昇格に成功。目標としていた1年での復帰を成し遂げた。

チームの中心として活躍したジョーイ・バートンは、再び補強を行おうとするクラブの姿勢に警笛を鳴らした。


ジョーイ・バートン

「大切なのは、今このクラブにフィットする個性を持つ正しい選手を連れてくることだ。いい選手を連れてきて、互いに味方を殺し合うような、そんな場所にしてはいけないんだよ。そんな時代は過ぎ去った。

クラブはそれを試みて、うまく行かなかった。誰もそれを好きではないし、望んでもいない。クラブは前に進んでいかなければいけないんだ。我々は長い間プレミアリーグに残るということを考えていかなければ。

プレーオフ決勝戦で勝った後、私は人々に言った。『今日はこれを楽しもう、しかしここに戻ってくるようでは何の意味もないんだ!』とね。

それは我々が望むものではない。このクラブを名門として作り上げていく、それが今の野心なんだ。

多くの人は、僕のところに来て『クラブ史上最高の日だ』と言った。確かに、私にとってはQPRで最高の日だったと思う。しかし、僕が求めているのはもっと継続的なものだ。ファンは素晴らしかった。しかしこれを経験し、味わった後、彼らは一体何を求めるのか?」


【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい