6月11日、『Skysports』は「アーセナルの主要株主であるアリシェル・ウスマノフ氏は、保有率を増加させる準備ができていると話した」と報じた。
アリシェル・ウスマノフ氏はウズベキスタン生まれのロシア人投資家。2014年のフォーブスでは世界34番目の富豪と評価されており、所有している資産は186億ドルであると言われ、チェルシー会長のロマン・アブラモヴィッチ氏とは友人関係にある。
彼は2007年にアーセナルの株式14.58%を取得し、2011年にはその比率は29%以上に増加したと報じられている。2012年にはロビン・ファン・ペルシーの放出にあたり、クラブの野心の欠如を抗議する書簡を首脳陣に送っていることでも知られる。
ウスマノフ氏は『Bloomberg』のブログに以下のように投稿し、チャンスがあればアーセナルへの投資を増加させる準備があると主張した。
アリシェル・ウスマノフ
「多くの人々が私に尋ねる。なぜロシアのフットボールに投資するのではなく、アーセナルの株を買ったのかと。真実としては、私は毎年ロシアのスポーツに多額の投資を行っている。それはアーセナルに投じているものより遥かに多い。
しかしまた、イングランド・プレミアリーグが高度に組織化され、価値のあるスポーツビジネスであると指摘したいと思う。そしてアーセナルは私にとって主要であり、第一の企業投資だ。商業的なマネージメントという点では、世界でも主要なクラブだ。
この投資が成功するだろうと確信している。私の今の保有率はなかなかのものであるが、それ以上に増加させる準備もできている」